アポロ18号の殺人 上 (ハヤカワ文庫SF)

  • 早川書房
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150123758

作品紹介・あらすじ

1973年。軍事目的のアポロ18号が月へ打ち上げられたとき、船内にはソ連協力者の殺人犯がいた! 手に汗握る改変歴史SFスリラー

感想・レビュー・書評

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  • 実際のアポロ計画は17号まで。本作の架空の18号のミッションは軍事目的。殺人事件と絡んでしまう上に軌道上の衛星と偶発的に戦闘状態となってしまう。もちろん相手はソ連。厳しい冷戦の中、実世界ではソユーズと米国宇宙船のドッキングを行うまでの間にこの架空の18号を挟む。著者はカナダ人発の宇宙飛行士ということで、宇宙飛行士にしかわからない体験の描写が超リアル。SF のようなミステリのような中途半端な感じのタイトルだったのであまり期待してなかったけど、なかなか面白いではないか!アルテミス計画も発表されてまた宇宙計画も盛り上がりを見せてきている(?)なかタイムリーな作品。ドキドキしながら下巻へ。

  • 著者は三度の宇宙飛行を経験しているというだけあって、宇宙飛行に関する設備や機材、組織、準備、訓練、飛行環境などが精緻に描かれている。正直アポロ計画についてあまり知っていることはなかったのだが、それでなくてもワクワクドキドキして非常に惹き込まれる。特に打ち上げの状況や宇宙に出てからの環境などは宇宙飛行士ならではの描写が存分に楽しめて一層ドキドキする。専門的すぎてわからない部分もあるにはあるが、それ以上にアポロ18号が実現した世界と物語の展開に入り込んでしまう。

    上巻では中盤以降トラブルが続き物語が大きく動き出す。その中にはとても細かいこともあるが、宇宙飛行士ならではのリアルさが緊迫感を持って伝わってくる。最後に重大な秘密も明らかになってきたので、下巻の展開が楽しみだ。

  • 上巻の残り1/3ぐらいからサスペンスが加速してきた.感想は下巻でまとめて.

  • ・あらすじ
    ソ連とアメリカの月探査合戦が行われている冷戦下。
    アポロ18号出発直前にクルーの死亡事故が起こる
    月へ向かう宇宙飛行士3人の中にソ連のスパイ、殺人犯がいる?
    主人公は片目を失った連絡将校の元パイロット。

    ・感想     
    作者が元宇宙飛行 士ということで微細に渡る描写のリアリティがすごい!!
    本当にジェット機にのって、宇宙飛行士と一緒にシャトルに乗ってる様な感覚を味わえる作品。
    そしてスリラー、サスペンスとしても面白い。
    上巻は起承までなのでまだまだ謎だらけなんだけどハラハラする展開に読む手が止まらなかった。

  • レビューは下巻にて

  • アポロミッション好きな人にはたまらないお話
    感想は下巻で。

  • 元NASAの人が書いただけあってリアリティがすごい。

  • アポロ18号の殺人 上。クリス・ハドフィールド先生の著書。サイエンスフィクションでありミステリーでもあるアポロ18号の殺人 上。夏にミステリーを読みたくなるのはどうしてなのでしょう。暑くて眠れない夜にはアポロ18号の殺人 上はぴったり。アポロ18号の殺人 上を読むとアポロ18号の殺人 下も読みたくなるのは当然。早くアポロ18号の殺人 下が読みたい。

  • 感想は『アポロ18号の殺人 下』にまとめてます。

  • どこに向かっていくのか、上巻ではまだわからずで。

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著者プロフィール

カナダ人で初めて宇宙船外活動を行った宇宙飛行士。国際宇宙ステーションの船長を歴任。自らの体験を著作、写真、動画として発表する世界的な著名人の1人。

「2020年 『ビジュアル 銀河大図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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