- Amazon.co.jp ・本 (624ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150120382
作品紹介・あらすじ
第二次大戦下のロンドンで、未来に戻る手段を失った史学生三人は無事帰還できるのか?
感想・レビュー・書評
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結末を知るためだけに惰性で、時間の無駄だなあと思いながら読んでいます。回りくどくてうだうだ続くのに吃驚します。つまらないわけではありませんが、自分にはひたすら鬱陶しい。
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2060年から、第二次大戦中のイギリスでの現地調査に送り出されたオックスフォード大学の史学生、マイク、ポリー、アイリーン。それぞれ未来に帰還するための降下点が使えなくなった三人は、大空襲下のロンドンで奇跡的に再会を果たす。助け合いながら未来へ戻る方法を探すが、ポリーには二人には言えない秘密があった…。前作『ブラックアウト』とともにヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞に輝いた傑作歴史観察SF。
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お盆に 「 ブラックアウト」を読み始めて、やっっと読み終わりました。最終巻はもう「ここまで読んだし止められない」って意地みたいな気分で。でもがんばった甲斐あって満足感いっぱいのラストを味わえました
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前作『ブラックアウト』を読んでからでないと手にしてはいけません!
ああ、この胸を締め付けられるようなパニック感がすさまじい。読んでいる間中、自分がいつの時代のどこにいるのかが分からなくなってしまっていた。それくらい作品に没入してしまうのだ。あまりにも面白かった。
オールクリア。
オールクリアなんだ、これで。
くそう。
……大傑作ではないか。(上下巻共通感想) -
繰り返し読んでもいいっすね。
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時は2060年。
タイムトラベル技術が確立した未来から第二次世界大戦の研究にやってきた3人の史学生が未来に帰れなくなった。
という話。
ブラックアウト(上下巻)からの続編。
約1800ページに渡って丹念に、微に入り細を穿ち帰れないと分かる過程を描き、そして今も、帰還するためのあらゆる可能性を草の根運動で心を込めて潰していっている最中です。
本当に未来に帰れるのか?
海外SFの気の遠くなる道のりを経て結末に至る根気強い手法は大好物です。 -
三人が出会えても、あの人が過去に旅立っても
大事な情報が、喉元まで出かかっていても
全然解決たどり着けないし、当然のように空振りもするし、
当時の人が当然の日常を過ごす中で妨げられるし巻き込まれるし。
冗長とも思える邪魔や右往左往に
現実は物語のように、都合よく片付かないと思えるかもしれないが
物語とはいえ、そこまで上手くいかないか?
と全然進展しない、ヤキモキ・イライラを抱えつつ
意味深な過去の未来の描写が挟まるなか、
ALL CLEARは、タイトルだけでも
懲りもせず、というより、しっかり引き込まれて最終巻に向かうのだ。