特捜部Q―アサドの祈り― (ハヤカワ・ミステリ 1957)

  • 早川書房
4.12
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  • Amazon.co.jp ・本 (587ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150019570

作品紹介・あらすじ

キプロスの浜辺に難民とおぼしき老女の遺体が打ち上げられた。偶然その写真を見たアサドは慟哭する。失った家族とのつながりを持つ人物だったからだ。彼の壮絶な過去を知った特捜部Qは、アサドの宿敵を捕らえ、また恐るべきテロ計画を阻止するために動き出す

感想・レビュー・書評

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  • 未解決事件を扱う〈特捜部Q〉シリーズ第8作。
    サブタイトルで分かるが、ついにアサドの秘密が明かされる。

    アサドと名乗っていたからシリアに関係しているのかと思ったら違っていた。
    彼の過去は思った通り壮絶だったが、それ以上に驚いたのは殺人捜査課のラース・ビャアン課長とアサドとの関係。
    単なる警察官幹部と思っていたら、意外過ぎる経歴だった。だからアサドを特捜部Qに連れて来たのか。
    しかも序盤でビャアン課長はいきなり死んじゃうし。その兄も自殺するし。そしてビャアン課長の葬儀が国葬なのも驚きだし。こう書いては何だが、署長クラスならともかく殺人捜査課課長で国葬って、ビャアンはどれだけ高い階級だったの? これまでのシリーズ作品で読み落としたり忘れているところがありそうで、そのうちに読み返していこうかと思う。

    それにしてもアサドがこんな大変なものを背負っていたことは勿論、そこにビャアン課長とその兄が深く関わっていたことに驚く。アサドはビャアン兄弟に巻き込まれた形だが、あの状況ではそうするしか無かっただろうし、その後も不幸な状況が重なったとしか言えない。
    ビャアン兄弟は最後にその苦しみを自分の命で償った形だが、アサドは違う。
    結局暴力や憎しみはその連鎖しか生まないし、その標的にされるのは常に弱者だ。十年以上もこんな絶望的な状況でどうやって自分の精神を維持出来たのか、私には全く分からない。とっくに精神が壊れてしまうか自殺してしまうかに追い込まれそうだ。
    一方で十六年もアサドに復讐の炎を燃やし続けたテロリスト・ガーリブのその精神にも恐れ入る。

    アサドとその家族の置かれた状況は絶望的で、どうなるのだろうというその思いだけで読み進めた。
    勿論みんな助かって欲しいが、その過程が過程だけに助かっても『めでたしめでたし』となるかは大いに疑問。家族の絆を取り戻せるのか、もしかしたら一生戻らないかも知れない。ガーリブは何と罪深い恐ろしいことをしたのか。改めてゾッとする。いっそ一緒に『楽園』に行く方が幸せなのではないかとすら思えるのだが、その結末はいかに。

    こんな最悪最強のテロリスト集団を相手に、ドイツという管轄外で丸腰のおじさん警察官カールに何が出来るのかと思ったが、予想に反して頑張っていた。途中脱落したときはやっぱりカールじゃ何ともならないかと諦めムードだったが、短時間で復帰。やるじゃないか、カール。
    しかしそんなカールが何と何と、パパになるなんて!相手はもちろんモーナ。いやいや、年齢的に喜びよりも不安の方が大きいんですけど。というか、避妊してなかったの?
    まあそうなったからには無事に出産出来るのを祈るのみ。

    一方、引きこもり青年が何かの事件を起こそうと度々特捜部Qに電話をしてくる案件を復帰したローセ(体調はともかく職場復帰おめでとう)とゴードンが扱う。最初こそ構ってちゃんのイタズラかと思われたが、中盤で青年はついに事を起こす。そっちも目が離せない。

    デンマークでは引きこもりというのは珍しいらしい。日本では百万人もの人間が引きこもりになっているという話が出て来てみんなで驚いている。欧米では『自らを監禁する』現象は理解しがたいものなのだろうか。
    さらにこの青年は日本刀を模した刀を自分で研ぎ上げて凶器にしているし、三船敏郎から取った『トシロー』を名乗っていたり日本に影響を受けているのが興味深い。
    こっちの事件はビャアンの後を引き継いで警察官に復帰したマークス・ヤコブスン課長とローセ、ゴードンの捜査が進むが、最後はこちらもカールが上手いこと締めている。

    次回はついにカールのトラウマ、〈ステープル釘打ち事件〉に進展があるのか。その事件で大怪我をしたハーディがスイスで新たな治療を受けるチャンスがやって来る。それはハーディやカールにどんな転機になるのだろう。楽しみのような怖いような。

    序盤に地中海で溺死する沢山の難民が出てくる。中東情勢も難民問題も他人事ではいけないのは分かっているが、ヨーロッパのようにテロリストまで一緒にやって来るのは困る。日本のような性善説で成り立っている国には、ドイツのような凄腕スナイパー集団もテロリストに対応出来る組織もシステムもないのだから。

    • goya626さん
      いや、映画だったかもしれません。不確かな情報で申し訳ないです。実際に見ていないもので。
      いや、映画だったかもしれません。不確かな情報で申し訳ないです。実際に見ていないもので。
      2020/09/17
    • fuku ※たまにレビューします さん
      いえいえ、こちらこそすみません(^^ゞ
      映画版の方は、カールもアサドもイメージに近い役者さんでした(^.^)
      いえいえ、こちらこそすみません(^^ゞ
      映画版の方は、カールもアサドもイメージに近い役者さんでした(^.^)
      2020/09/18
    • goya626さん
      カールには親しみがわきますね。
      カールには親しみがわきますね。
      2020/09/18
  • 「特捜部Q」のシリーズ、第8作。
    デンマークの警察小説です。

    カール・マークは有能な刑事だが強引で署内に人望がなく、ある事件をきっかけに、地下の「特捜部」に左遷されました。
    部下は、警察官ですらない若い女性ローセと、移民で中年のアサドの二人。
    しかし、癖が強いこの二人はどちらも有能で、特捜部は周囲に期待されていなかったのに反して、成果を上げ続けます。
    やがて、若い警察官ゴードンも部下に。

    今回は、謎に包まれたアサドの過去が明らかに。
    当初は言葉がまだ不自由で、習慣の違いもあり、狭い地下の部屋でもうもうと香をたかれたりして閉口していたカールでしたが。
    本国では教養ある知識人だった様子がうかがえ、しだいに命を預けられる信頼関係になっていったのです。

    殺人捜査課の課長ラース・ビャアンが急死、しかもその後、課長の兄までが自殺してしまう。
    アサドがビャアンと知り合いだったことに思い至るカール。
    さらに、キプロスに漂着したシリア難民の記事を見て、知人がいたことに衝撃を受けるアサド。
    アサドの家族は長い間、行方不明になっていたのだった…
    家族が生きている?
    だが、そこにはアサドを憎む人間の影がある。
    カールは、代休を取ってアサドに同行、テロ事件が疑われるドイツへと向かうことにします。
    土地勘も職権もない土地で、果たしてどんなことが起きるのか、恐るべき事態に活躍できるのか?
    あちこちに人間臭いユーモアをちりばめた作風ですが、今回どうだろう‥?と、ちらほら沸いた疑問を吹き飛ばし、様々な要素を描き分けながら、深刻な事態を突破!

    満を持して、という展開なので、とても重厚な描きぶりで、これを★5つにするのは当たり前。
    むしろ、他の★5つがこれに並べるのか‥と少し気になってくるほどです。
    「★5つ」は、私の場合、自分の価値観として、なのは当然ながら、「誰にでもおススメできる」という意味を含んでおります。
    読みやすくて気分が良くなるような軽めのもの、も大好きだし!必要ですからねえ。

    この作品から読み始めても、読み巧者の方ならば大丈夫でしょう。
    おススメは1作目からですけどね!(笑)

  • 特捜部Q8作目。ついにアサドの過去が明らかに。なまなかなことでは無かろうというのはこれまでの作品や出身地などから薄々わかっていたものの、想像を絶する生き地獄を20年近くも過ごしてきたのが分かり、普段ラクダのへんてこな諺を披露している愛すべき人物の内に秘めた罪の意識と悔恨と義理とを思ってとても美味しいけれど胃にどっしりもたれて消化以外何もできない、みたいな読書体験でした。同じ作家のデビュー作『アルファベット・ハウス』と、偶然ながらもヘニング・マンケルの『リガの犬たち』を最近読んでいたので免疫がついていたというか準備というか助走が出来ていたみたいな感じで、不思議なめぐり合わせのタイミングで読めたと思います(少し前ですがナディア・ムラドの『THE LAST GIRLーイスラム国に囚われ、闘い続ける女性の物語―』を読んでいたのも良かったです)。シリーズはあと2作で完結予定だそうで起承転結の転にあたる感じ。カールの盟友アサドの過去という大きなテーマを乗り越えてからでないとなかなかハーディとカールのトラウマである事件の真相解明には取り掛かれないよね、と読み終わって思いました。個人的には前作で心身ともにボロボロに傷つき憔悴しきってしまったローセが、友人の危機に奮起して活力を取り戻したのが嬉しかったです。

  • 「コペンハーゲン警察のカール・マーク警部補」は、自身にとっては「遠い天の下に在る知人」のような存在感が在る。気に入った小説のシリーズの主人公というのはそんなモノだと思う。
    「特捜部Q」とは、コペンハーゲン警察本部の使われていなかった地下室がオフィスとして宛がわれて開設された小さな部署だ。未解決になってしまっている事件等の捜査を行う。カール・マーク警部補はそこの責任者を拝命した。捜査を補助し、庶務を行うということで事務職員が配属されるのだが、現れるのはシリアからの移民の出であるというアサドや、かなり個性が強い女性のローセと独特な面々だ。最も後から加わった若手刑事で長身が目立つゴードンが「普通」というような具合だ。
    アサドが現れた当初、カールは「不思議な男?」と感じるのだが、行動を共にし、互いの危機を救うような場面も在り、「好き相棒」となっている。しかし、アサドは個人的な様々な事柄、生い立ちや経歴に関連するような話しは何故か殆どしない。話題が及んでもはぐらかすという、少し妙な面も在った。
    そしてこの通算8作目となる『特捜部Q―アサドの祈り― 』である。
    殺人捜査課または重大犯罪捜査課のラース・ビャアン課長が心筋梗塞で急逝し、その兄であるイェス・ビャアンも訃報を受けて自殺してしまった。
    アサドの姿が視えない中、カールはアサドはラース・ビャアン課長と個人的な繋がりが在るらしいということを思い出した。「特捜部Q」が設けられた時、アサドを採用する話しを進めていたのはラース・ビャアン課長だったのだ。
    旧知の人達が相次いで急に他界してしまったことに衝撃を受けていたアサドはローセを訪ねてみた。ローセは事件に巻き込まれて心身にダメージを受けたことから、仕事を退いて自宅アパートに籠るような暮らしをしていた。アサドは時々立寄って、外での用事を引き受けるようなこともしていたのだった。
    ローセは各種の新聞を隅々まで読んで、印象に残った記事を切り抜いて、アパートの室内の壁に貼っているという、一寸変わったことを重ねていた。そんな彼女が貼った記事の写真をアサドは眼に留め、そして瞠目した。ボートで漂着した中東の難民が死亡する場合が在り、2117人目の死亡者と見受けられるのはやや高齢な女性だったという記事である。そしてアサドは、関連する記事の別な写真を視て、更に大きな衝撃を受ける。
    「2117人目の死亡者」という記事は、「特ダネで一発当てる!」と考えて冴えない状態に在ったバルセロナのフリーの記者が、「難民が死亡」の件を偶々聞いて思い付き、キプロス島へ強引に出掛けて写真を撮って記事にしたということで登場したのだった。
    こういう他方、「特捜部Q」では時々架かる不審な電話にゴードンが悩んでいた。「レベル2117で決行」と殺人か、その他何かのテロを仄めかすようなことを口にする若い男からの電話だった。同一人らしいが、調べると使い捨てのSIMカードを毎回交換して架電という様子で、発信源を辿ることも難しい。性質の悪い悪戯なのか、本気で殺人のような事を仕出かすのか見当も付かないのだ。如何いう具合に対処するのが善いのか、ゴードンは考えあぐねていたのだ。
    アサドを巡って巻き起こる出来事、「2117人目の死亡者」という記事が切っ掛けで関連取材と称して行動することになる記者の動き、ゴードンが悩む不審な電話に纏わる事案と、場面毎に中心視点人物を替えながらスピーディーに物語が展開する。
    気に入っているシリーズで、「遠い天の下に在る知人」のような存在感が在る劇中人物達の活躍が非常に面白いのだが、本作に関しては「因縁の敵」と向き合うことになって行くアサドと、「あいつを助けたい…」と行動を共にするカールの動きに夢中になった。「これまでの残業の代休で、上の階で話しを着けて…時間を作ろう…」とカールはアサドに言い放ち、とりあえず同行するのである。こういう言い方が「カールらしい」とにやりとしてしまう。
    敵の影を追ってアサドとカールはドイツに入り込む。警察官としての職権が在るのでもない土地へ入り込み、ドイツの関係機関の協力者ということで動くことになる。こういう展開の故に、ドイツで出た独語版はかなりヒットしたそうだ。(ドイツではこのシリーズはなかなかに人気が高いようではあるが…)また「クライマックス」に出て来る場所は、多分現在の様子と少し違うと思うが、随分以前に自身で寄ったことも在った場所で、一部は「現場の雰囲気」が思い浮かぶので、何か酷く夢中になった。
    頁を繰る手が停まらなくなって素早く読了してしまった。大満足だ。しかし…アサドのその後は酷く気になる。本作でアサドの生い立ちや経歴、「因縁の敵」の事等は明かされるが、読後に「寧ろ今後が…」と強く思った。また、個人的なことで幾つかの動きが在ったカールのその後も気になる。
    特段にシリーズとして各作品を読んでいなくとも「コペンハーゲンの警察部内で遊軍的に動く捜査班が在り、責任者の警部補の相方がシリアからの移民という話しの不思議な男である。余り自身の過去に触れない相方が、或る報道が契機になって来し方を明かすようなことになり、因縁の敵の影を追って奮闘」ということで、独立的に愉しむことも可能だと思う。

  •  特捜部Qの最新刊。タイトル通り、何かと秘密のベールに包まれたアサドの正体と苛烈な過去が明るみに出され、大きな重荷が下ろされるシリーズのターニングポイントとなる感動作。スペインに漂着したシリア難民とそれを追う記者、相変わらずの特捜部Qでのカールたち、アサドの過去物語、そしてアラブ人による爆弾テロ、順に視点を移しながらそれらが収斂してゆく。舞台はフランクフルトからベルリンへと移る。カールとアサドが車で駆けつけるあたり、ヨーロッパは狭いことを実感する。個人的な復讐と爆弾テロとがごっちゃになって犯人の中で整理されていないのが致命的で、事件は解決するのだが、そのあたりの構成に無理があるな。特捜部Q自体の捜査がサイドストーリーでしかない引きこもり男事件にしか関わってないところも、ちょっと残念。とはいえカールもアサドも相変わらずだしローセも復帰したし、チームQファンとしては不満はない。

  • 1作目から読んでいるデンマークのミステリー。
    毎回毎回アサドがトンチンカンな例えをするのが面白いのだが、さすがに今回はあまりない。題名と同じく私も祈りながら読んだ。

  • 先が知りたいような、知るのが怖いような、そんな緊張とともにページをめくった。


    この感じは前にもあった。
    あれはシリーズ5巻目『知りすぎたマルコ』だ。
    帯にあるのは、

    「お願い! 早くマルコを助けてあげて!」

    まさにそういう話で、読者すべての気持ちそのままだった。

    しかし、マルコ、申し訳ない。
    君は初めて会った人だ。
    『知りすぎたマルコ』で初めて知った人だ。

    今回は違う。
    アサドなのだ。

    彼とは、シリーズ1作目『檻の中の女』(2012年)からの付き合いだ。

    急遽設立された、たった二人の部署、特捜部Q。
    カールとアサド、
    どうにもぎこちない、上司と部下という関係から始まった。

    ものぐさな上司カールを、
    部下アサドが叱咤し、尻を叩き、
    勝手に事件ファイルを選び出す。

    それが、共に事件を追い、犯人を追い、
    時に命がけの脱出劇を繰り広げるうちに、
    顔の皺の一つから感情を読めるまでになったのだ。

    我らがカールの相棒、

    コーヒーとミントティーをいれる名手、
    ラクダの話でカールを絶句させ、
    読者を笑い転げさせる、

    我らがアサドなのだ。

    彼の過去は、時に、ちらりと窺えることはあったものの、
    アサドは黙して語らなかった、
    カールも強いて問わなかった、
    その過去がついに明かされる。

    そして、アサドは人生で最も重大な時を迎えるのだ。

    「お願い! どうかアサドを助けてあげて!」

    シリーズ8巻目『アサドの祈り』は、たしかにこれ一冊でも面白いが、しかし、この重みは、シリーズを追ってきた者にしか分からない。

    ぜひ、これまでのシリーズを読んでからページを開いてほしい。

    シリーズを読んできてよかった!
    『アサドの祈り』を読んでよかった!
    心からそう言える。

  • 9作目を読む前に復習、間が開きすぎて忘れてしまった。

  • カールの宿敵だったラースの突然の退場と入れ替わるようにアサドの謎に満ちた過去が浮上してくる本作は、家族の危機とテロリズムの脅威が刻々と迫る中、いつもの軽妙なユーモラスな合いの手も入る余地がないくらい追い詰められた重苦しい空気に覆われて進行するが、大団円に至って最後にカールが放つ決め台詞で読者をカタルシスへと誘う。

  • 久しぶりのQ課。今までの作品同様、現在の事件と過去の事件がリンクして進んで行く。これまでチラチラと見え隠れしていた、アサドがひた隠しにしていた彼自身の身の上が判った。シリーズ最初の頃はアサドを信じ切れていなかったカールも、たとえ何者であってもアサドはアサドで、仲間であり友人だと認める様になっていた事がとても心強い。

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