NHK出版 学びのきほん 人生が面白くなる 学びのわざ (教養・文化シリーズ NHK出版学びのきほん)

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  • NHK出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (104ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784144072567

作品紹介・あらすじ

教養を効果的に会得する最強メソッド

なかなか教養が身につかない……。そんな悩みを抱えている人は、そもそも「学び方」に問題がある? 特に私たちが教えられた「知識詰め込み型」の学び方は、情報の量が膨大な現代で限界をむかえている。では、何をすべきか。そのヒントは「先人」にあった。ソクラテスから村上春樹まで、教養の鬼・齋藤孝が、「偉業を成し遂げた先人の学び方」をヒントに、一生使える「学びのわざ」を伝授。同時に彼らの思想のエッセンスをわかりやすく解説。「デカルト流・4つの法則」「ニーチェ流・三様の変化」「宮本武蔵流・3つのわざ」……。知れば知るほど楽しくなる、質的に生きていくための学び方の入門書。

感想・レビュー・書評

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  • 著者の齋藤孝さんは、読書家としても有名で「学び」の達人だと思います。
    とてもわかり易く、「学びの魅力❕」が書かれており、参考になりました。
    ぜひぜひ読んでみて下さい。

  • 学びの起点は、感動と憧れ。

    型を学ぶことで、素地がなくとも、一定レベルまでの上達が可能。型は、先人が「吟味し、工夫し、鍛錬」を繰り返し継承され更新されてきたものだから、非常に洗練されている。

    そろばんや書道が、まさに型を活かした学校教育であったというのは、意外だったが、納得させられた。

    基本の「型」は、およそ二万回くり返すことで技として身につくと言われているとのこと。

    ↑自分で型の開発をするより、はるかにラク。

    憧れる人や、尊敬する師を(幸運にも)見つけることが出来たなら、徹底的に真似、学ぶべし。

  • 学ぶことにより上達していくことが面白い、成長していることを実感できる。
    これだなぁと思った。

  • 「学び」の本質と面白さを説いた一冊。
    さすが齋藤先生の齋藤節!って感じがしました。

    学びたいは憧れや向上心であること。
    先人に学び、型を学ぶ意義。

    学校で学ぶことは効率的なのかもしれないが
    その意義や憧れ、感情がすっぽ抜けの状態で
    「ねばならない」や「期限」に追われた義務的作業になってしまっている気がする。

    学びの根源ここにあり。

  • 社会人になって実感したことは、小学生〜大学生まで、授業や講義で学ぶ機会はあったけど、学んだことが自分の身になっていないということ。基礎ができていないから、自信がついていないし、学び方もわからない、今更勉強って遅いよね、何から学び始めたらいいの、と悩みと不安でグルグルしていたから、書店でこの本に目が留まった。


    本に登場する面白くてしかも納得!した表現は、
    「教科書はフリーズドライ」
    綺麗にギッチリまとめてある教科書は読む気がおこらない。でもそこに、学校の先生が興味をひくような授業や話術というお湯を注げば、、、という内容。教科書や勉強に苦手意識があることは、別に悪いことじゃないと思えたし、フリーズドライ教科書はイメージしやすかった。笑

    歴史に名を残す偉人の学び方もまとめてあって、
    宮本武蔵は、
    何事も基礎が大切で、初めは型通りやって、そこに自分なりの工夫を加えて、体得していく この繰り返しだと。
    私は中学の時に剣道をやっていて、宮本武蔵の学び方は剣道の教えの守破離だと思った。
    最初は教えてもらったことを型通りにやって、
    それを破って、最後は師から離れてく、、、的な内容。
    初めから我流ではあかんねん!ということもあるのだ。

    小さい時には理解できなかったことが、
    今なら理解できることもあって、理解できるレベルに成長したなぁと実感する。社会人は実践実践とにかく実践で、教えてもらうのはたったの1回だったりする。まって、それだけじゃ理解できん!からと聞いて教えてもらえればいいけど、ききにくかったり、教えてもらえるばっかじゃない。から、先人の知恵を本からネットから漁って、体得して自信がつくまで、時間がかかってもコツコツやってくいくしかないなぁ、というのが読後の感想です。

  • 『人生が面白くなる学びのわざ』齋藤孝さん

    図書館で借りた本。
    齋藤孝さんやから借りた。

    人は学び続けるのがいいなと思った〜!
    本からも、体験からも、日常からも、学びは溢れてるから、それに気づいて心を動かして、感動し、魂を磨くことが大切!

    学ぶ門には福きたる!

    【本文より】
    ・江戸時代の儒学者・佐藤一斎(さとういっさい)にこんな言葉があります。
    少(しょう)にして学べば、即(すなわ)ち壮(そう)にして為すこと有り。
    壮にして学べば、即ち老いて衰えず。
    老いて学べば、即ち死して朽ちず。
    「一生学ぼう!」という「三学の教え」です。
    合言葉は「学ぶことには福来たる!」
    ・私たちは、学ぶことにより、喜びや幸福感、つまり「生きる意味」を味わうことができるのです
    ・学び続けている人には、輝きがある。ドイツの哲学者ニーチェは、自身の代表作『ツァラトゥストラ』にこう書いています。
    君は友にとって、超人を目指して飛ぶ一本の矢、憧れの熱意であるべきだから。
    ・ソクラテスは、「魂を善なるものにしていくために知を愛する」ことが必要だと説きました。これは「愛知(philosophia)」と呼ばれています。この言葉が「philosophy」となり、「哲学」と訳されることになりました。
    ・〈宮本武蔵流 学びの3つの『わざ』〉
    *吟味→1日1回、自分の身で試す
    *工夫→自分に合うようにアレンジする
    *鍛錬→何度も何度も練習する
    ・自分が気になる人が「すごい」と言っているものは、試してみる価値があります。
    ・なぜ、本は踏んではいけないのか?それは、本は先人の魂、人格だからです。
    魂や人格を受け継ぐ読書。そのような読書は、魂の錆を取り、魂を磨いてくれるはずです。
    ・〈今日から始める学びの『わざ』〉
    *「感動」を手帳にメモする
    *本は飛ばし読みでもいいので最後まで読む
    *「日常」を学びのテキストにする
    *見返りを考えない
    *まずは試してみる

  • 先人や師匠を見つけてとにかく真似る

  • 学ぶことの意義が分かり、もっと学んでみたいとワクワクすることができた。偉人の言葉から現代の私たちが学べることがこんなにあると知らなかった。

  • 令和4年7月17日 読了。

    本は先人達の考えを受け継ぐ事が出来る唯一の物なのだと改めて思いました。

    個人的には双六の名人が言った「勝とうとはせずに負けないように打て」という言葉に心をうたれました。

  • 定期に読み返す事で、学びへの姿勢が変わってしまった時にリセットしたい。

    「本を読む」=「先人の話をきく」

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著者プロフィール

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする。2001年刊行の『声に出して読みたい日本語』が、シリーズ260万部のベストセラーとなる。その他著書に、『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』『超速読力』『頭がよくなる! 要約力』『新聞力』『こども「学問のすすめ」』『定義』等がある。

齋藤孝の作品

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