財政危機の深層 増税・年金・赤字国債を問う (NHK出版新書)

著者 :
  • NHK出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140884492

作品紹介・あらすじ

消費税増税への根強い抵抗感、自転車操業で積み増す赤字国債、二〇歳未満と七〇歳以上で一億円超の受益負担格差がある年金…。財政危機が叫ばれて久しいが、このままだとどうなってしまうのか。問題の本質はどこにあるのか。元財務官僚の経済学者が、世に氾濫する「誤解」を正し、持続的で公正な財政の未来を問う。

感想・レビュー・書評

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  • 多くの優秀な人々が日本の財政は危機に向かっていると説いても、政治は近視眼的な施策に偏りがちだ。これからの将来はどうなるのか?なんだか暗いな。

  • まずまず。
    大変な状況らしい。
    個人で出来ることは何か、提言が欲しい。

  • 世代間格差の額は一億二千三百万円で年金が主要因
    これから生まれる将来世代は、生まれながらにして八千三百万もの負担を押し付けられる
    1998年から特例公債残高急増
    著者は元財務省の役人

  • 愚者だけが自分の経験から学ぶと信じている。
    私はむしろ、最初から自分の誤りを避けるため、他人の経験から学ぶのを好む。
    ビスマルク

    超高齢化社会の先頭を走る日本の財政危機の現実を、平易に解説している。
    成長だけでは財政危機から脱することはできない。今後は増税VS社会保障費の抑制という議論に進んでいかなければならない。
    社会保障費は積立式へ移行すべし。

  • 初代ドイツ帝国宰相オットー・フォン・ビスマルク

    愚者だけが自分の経験から学ぶと信じている。わたしは、むしろ、最初から自分の誤りを避けるため、他人の経験から生振のを好む

    消費税10%でも止血剤程度
    このままだと消費税30%も避けられない

    軽減税率は利より害が多い

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著者プロフィール

法政大学経済学部教授。
1974年生まれ。京都大学理学部卒業、一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了(経済学博士)。1997年大蔵省(現財務省)入省後、大臣官房文書課法令審査官補、関税局監視課総括補佐、一橋大学経済研究所准教授などを経て、2015年4月から現職。経済産業研究所コンサルティングフェロー、鹿島平和研究所理事、キヤノングローバル戦略研究所主任研究員。専門は公共経済学。

「2022年 『日本経済 30の論点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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