- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140881750
作品紹介・あらすじ
ロビーニョが次々と生えてくる国。アニマルズと呼ばれた代表を持つ国。強国に一泡吹かせたアジアの島国。最も敬虔な信者が暮らすあの国…。サッカーは地球上どこにでもあるけれど、プレーする人、サポートする人の「体温」は風土やお国柄によって少しずつ違う。それぞれの事情や特徴、人びとのつぶやきや溜め息を絶妙にスケッチした、サッカーなしでは生きていけないあなたに捧げる短編エッセイ集。
感想・レビュー・書評
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サッカー好きの人がもっとサッカーを好きになる本。
サッカーをあまり知らない人が読むと知らない名前が多くて微妙かも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
写真家の見た各国のサッカー事情、みたいなエッセーだけれど、内容はとても真面目なもの。あたりまえだが。読んで感じるのは、サッカーというのは、その生まれはともかく、南米のスポーツだ、ということ。ブラジルやアルゼンチンなんかを南米とひとまとめにしてしまうのも乱暴なのかもしれないが、我々日本なんかと比べると、きっと大差ない。そのくらいやはり距離があるのだ。そして、今は欧州各国のリーグ中心に語られているけれど、欧州のサッカーはちょっと歪なもの、という気がしなくもない。ノリはやはり南米のノリなのではないか。リズムが根本的に違うアジアはなかなか追い付けないだろうな。
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僕たちの知らないサッカー、国民性を読むことができる。
おもしろいです。 -
世界中の人々の暮らしを通してサッカーを見つめるエッセイ集
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読書自体久し振り
日常にあるサッカー、サッカーのある日常そういった風景を見事に切り出すその筆致は自分にとってはあこがれ、理想の文体。一気に読み進めることができる。サッカーそのものを語る書物よりも、その隣にあるものを書いた書物の方がサッカーというものを理解するには有効だ。以前読んだ加部究の「サッカーの国から来た伝道師」?以来のサッカー関係の快作だ。 -
[ 内容 ]
ロビーニョが次々と生えてくる国。
アニマルズと呼ばれた代表を持つ国。
強国に一泡吹かせたアジアの島国。
最も敬虔な信者が暮らすあの国…。
サッカーは地球上どこにでもあるけれど、プレーする人、サポートする人の「体温」は風土やお国柄によって少しずつ違う。
それぞれの事情や特徴、人びとのつぶやきや溜め息を絶妙にスケッチした、サッカーなしでは生きていけないあなたに捧げる短編エッセイ集。
[ 目次 ]
ブラジル-なぜブラジルは強いのか、という愚問
アルゼンチン-荒れ地のサッカー、怒りのスタンド
パラグアイ-族長が語ったこと
トリニダード・トバゴ-ジャック・ワーナーの100ドルとW杯初出場
ジャマイカ-もう誰もパン屋大尉を止めることはできない
日本-僕が見誤ったいくつかのこと
韓国-2002・Kリーグ・蚕室小学校
モルディブ-代表選手は7000人に1人
スリランカ-老国語教師のサッカー自慢
北アフリカ-砂漠の井戸端サッカー談議
ケニア-マサイのヘディング
ロシア-背番号10の止め方
オランダ-友人Hとオレンジの壁
スペイン-それぞれのクラブ、それぞれの言い分
イタリア-優しいクラウディオ
イングランド-バリー・スミスの語るところによれば
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
書き方が面白い!!
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サッカーのエッセイとしては、かなり面白い!!
マニアックな部分をくすぐりつつ、「あぁやっぱサッカーっていいなぁ」と思わせてくれる一冊。
と同時に、なかなかサッカーを“神様”としてな想起しえない日本がこれから世界で戦うためには、選手だけじゃなくサポーターも含めて成長していかなきゃならんのだな、と思った。
ペレ、マラドーナ、クライフ、ファンバステン、プラティニ、チャールトン、エウゼビオ、フランチェスコリ、ベッケンバウアー、ジダン…
こういった、神とか王とか将軍とかサーとか王子とか皇帝とかそういった称号を持つ人が早く現れないかなぁ -
やっぱりサッカーは最高♪