辰巳芳子の旬を味わう いのちを養う家庭料理

著者 :
  • NHK出版
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本棚登録 : 104
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140331620

作品紹介・あらすじ

和食を中心に約110点。

感想・レビュー・書評

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  • 季節をきちんと感じる料理がたくさん。
    和風ばかりとお思いでしょう。
    ところが、違うんですよ。
    洋風料理も結構な割合で出てきており
    中にはクリスマスではあまり聞きなれない料理も
    出てきたりします。

    それとこの時代から実はある野菜に関して
    苦言を呈していたりします。
    今はそれが当たり前のようにもてはやされていますが
    野菜の種類によっては本来の料理の味を
    殺してしまう可能性もあるのです。

    文章が美しく読んでいて
    ためになります。

  • オーダーキッチンの会社を作る上で考えたこと・・・それは、100年、200年と受け継がれて使われるキッチンを作りたい。そのためには温故知新、100年、200年前のキッチンを知ることから始まりました。結果は、火と水さえあればキッチン。世界中、どこでもいつでもキッチンには火と水がありました。
    そしてその上で考えたことは、キッチンで作る食事のこと。
    日本の風土、環境にあった『日本の伝統食』。この食事こそが日本人のいのちをはぐくみ育て、救うのではないか・・・そんな思いが辰巳芳子さんの本に出会って私の中で爆発しました。
    本来、食事とは旬の食材を手間隙かけて家族の口に入ったのです。それはとんでもなく難しいものではなく、基本さえ知れば日常の中で当たり前にできることなのです。
    材料を吟味して使い切る。そんな素材に対する丁寧な考え方が今の私たちにとってとても大事なことだと認識させられる本です。

  • 毎月上旬に今月のレシピを読んで、「その月の料理」を作りたいな~と考える。
    辰巳芳子先生は心の師匠。
    彼女の料理の姿勢は生き方を教えてくれる。
    大きな庭があれば、薬味となるいろいろな植物を植えたりしたい!

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著者プロフィール

料理研究家、エッセイスト。1924(大正13)年生まれ。料理研究家の草分けだった母・辰巳浜子のもとで家庭料理を学ぶ一方、西洋料理の研鑽も重ねる。父親の介護を通じてスープに開眼する。鎌倉の自宅や周辺の施設でスープ教室を主宰し、高齢者や病気の方へスープを提供できるよう指導している。「大豆100粒運動を支える会」会長を務める。 著書に『辰巳芳子の旬を味わう -いのちを養う家庭料理』、『辰巳芳子 慎みを食卓に -その一例』(ともにNHK出版)がある。

「2020年 『辰巳芳子 ご飯と汁物』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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