- Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
- / ISBN・EAN: 9784130033305
作品紹介・あらすじ
学問はわくわくするほどおもしろい!研究者はどきどきするほどかっこいい!東大が世に贈る「学問のおもしろさ」を伝える本。
感想・レビュー・書評
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フォノンで流し読み。デザインめちゃくちゃ好き。研究の発信がうまいなぁ、と、またゆっくり読まねば
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こういう学問の面白さを伝える本がどんどん出てほしい!!
アートな感じで読みやすいし、読みたいと思わせる!! -
三葛館一般 002||TO
表紙はなにかのグルメ本!?
いえいえ、不思議な表紙に惹かれて手に取ったあなたを最新の学問に案内してくれます。
東大って硬いイメージを払しょくする、実にカッコいい本。
Academic Groove = 真の学問の場,最先端の学問の場に漂う「わくわくするほど楽しい雰囲気」「どきどきするほど楽しい雰囲気」。学問の魅力を表す造語。
groove = 楽しいこと,すてきなもの
と書いてありました。
和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=55373 -
いやー、面白い! 今年ベストの本かもしれません。
文系・理系と単純に二分する事は出来ない興味深い学問達。
後書きにあった、
「難解なものを無理にやさしく噛み砕いたハウ・ツーものではなく、難しいところは難しいまま残し、本物の手ごたえをつたえるようなものにしたい」
「これは東大130周年記念事業の一環として出版されるものだが、狭い意味での東大の宣伝ではなく、宣伝すべきものがここにあるとしたら、あくまでも学問そのものだ」
といった言葉が印象的です。
以下、興味深い部分が多過ぎたのでメモ。
■高校に行かず、慶應大学の通信教育課程を卒業して東大の准教授になった先生
■学問の国 旅行ガイド「アカデミック・ツアー」
建国年代(成立/認知された年代)、公用語(必要な基礎的学問分野)、入国ルート(経由する周辺学問分野)、名所(面白い所、醍醐味)、ご当地自慢(社会に貢献出来る事)になぞらえて紹介
・渋滞学(車、人、インターネットは何故渋滞するのか?)
・障害学(指点字:6ビットの触覚刺激(盲聾者の両手の人差し指から薬指までの計6本を点字タイプのキーに見立て、話し手が指先でタッチする)によるコミュニケーションから)
・行動ゲーム理論(生身の人間を使ってゲーム理論を実験室でテストし、理論と実験をコラボレートする)
・西洋古典学(原文にあたり、正確に読む)
・量子テレポーテーション研究(「テレポーテーション」は「瞬間移動」に非ず、量子コンピューターは超高速計算を可能にする)
・古人類学
・ケミカルバイオロジー研究
・国際森林環境学
■「数理物理学」「自己駆動粒子」「リトルの公式」など、知らなかったりイメージしにくい用語も噛み砕いた脚注で解消。
■「同語異義」:日常語が違う意味を持つ学術用語
→『科学』を文系/理系視点から見ると…ロマンを破壊する諸悪の根源/好奇心から生まれる謎の追求を証明可能にする為のシステム。『技術』とは異なる。
→『焼畑農業』を客観的・技術的/森林消失の原因として/先住民の権利等を擁護して説明すると…「移動耕作」/「火入れ開墾農業」/「循環型農業」
■大相撲の競技規則が制定されたのは1950年代(相撲の歴史全体から考えれば驚く程最近!)
→相撲の規則が制定されたのは比較的最近だという事に触れ、明文のルールが伝統の「正しい」姿を脅かす可能性を示唆する
■「知の断面図」:異なる学問を1つのテーマでcut!!
■マクルーハン的なメディア論:メディアによってメッセージが変位する(同じ内容でも、手紙を出されたら重い…)
0919-1102
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学問はわくわくするほどおもしろい! 研究者はどきどきするほどかっこいい! 東大が世に贈る「学問のおもしろさ」を伝える本。 -
『13歳のハローワーク』の大学学科verって感じでしょうか?
本屋で何気なく手に取ったもの。
○○学・○○理論など、わかり易く解説。
『渋滞学』なんていう学問もあるそうだ。
おもしろい。
こういう本が中学・高校生の目にたくさん触れる機会があると、将来のビジョンを想い描きやすくなるでしょうね。
しかし、この大学広報戦略。
すごいですね。 -
東大が出版した、「学問の入り口案内本」。
とてもデザインコンシャスなつくりで、だけど中身はかなり専門的。
高校生とかにもオススメ。
京大も負けてられんなw