クレィドゥ・ザ・スカイ (C・Novels BIBLIOTHEQUE 84-5)

著者 :
  • 中央公論新社
3.45
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本棚登録 : 149
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784125010038

感想・レビュー・書評

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  • 見えるようで見えない。主人公は「僕」という一人称で呼ばれ、最後まで名前を明かされなかった。一体誰なのか? クリタかクサナギかそれとも他の誰かなのか......。 キルドレの確信に迫るものの、全ては明らかにされない。隣接に関わっている筈のフラッタ・リンツ・ライフと繋がっているのかも見えない。全てを読み終えた時に欝的な気持ちになるが、それがまた心地よい。全てを見せず・明らかにせず、読者に考察させるという書物に感じる。学者ならではの作品ではないだろうか。

  • つまりどう解釈すればよいのかが、初見ではわからなかった。。。
    また再読してみます。

  • こちらの版で再読。これはクサナギの話…でいいのかな?

  • じんろうの話その2・・・えーと。噂は嘘ではなかったらしい。けど正しくもい。っていうか、、、えぇ????混乱。やー、、あのひととあのヒトは・・・なのかな?とか思ってたんだけど、、あれ?

  • つまりはスカイクロラに出てくるクサナギな偽者ということだろうか。分からない。何かが欠けているような印象。けれどその欠落こそがキルドレの正体なのかもしれない。
    発行順に従ってないからスカイクロラはまだ今からだけど、ここからどう終わりに導くのか、それとも終わらせずに結末を描くのか。妄想がどんどん膨らんで、中々次を読む気を起こさせてくれない。そういう意味での発行順だったのかなと今更思う。苦笑

  • 2回目

  • 図書館より拝借。

  • 071215貸出。071228読了。
    フラッタ〜の続きで読んだけど、意味がわからなかった。
    クリタじゃなくて、クサナギ?それとも・・・

    時間を置いたら読みたくなるのかも。今はいいや。

  • で、最終巻が問題作。結局語り手は誰なのかという問いは、そのまま、キルドレとは何かという問いとなるのだろう。ただし、作中ですべてのカギが明かされているとは思えない。
    押井作品では、たぶん本作の筋が大いに盛り込まれるのではないか、などと勝手に予想してみる。そうであってほしい、という期待を込めて。
    シリーズを通読してみて、私の中の大人は「これは自分のための物語ではない」と感じ続けたし、私の中の子どもは「大人が勝手に考えた子どもの世界を押し付けるなよ」と反発し続けた。読む順序は、たぶん正しかったようで、その点は安心した。

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著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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