教科書名短篇-科学随筆集 (中公文庫 ち 8-10)

制作 : 中央公論新社 
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  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122071124

作品紹介・あらすじ

科学者にして名文家であった寺田寅彦、中谷宇吉郎、湯川秀樹。国語教科書で彼らの文章と出会い、科学への扉を開かれた者は多い。この三人を中心に、岡潔、矢野健太郎、福井謙一、日高敏隆の名随筆を収録する。考えるよろこび、知るたのしさを味わえる「教科書名短篇」シリーズ唯一の随筆集。 


文庫オリジナル




【目次】


科学者とあたま他六篇/寺田寅彦


(科学者とあたま/簑虫と蜘蛛/蜂が団子をこしらえる話/茶碗の湯/藤の実/鳶と油揚/とんぼ) 



地球の円い話他三篇/中谷宇吉郎


(科学以前の心/地球の円い話/立春の卵/科学の限界)




詩と科学他八篇/湯川秀樹


(詩と科学/原子と人間(詩)/科学と環境/目と手と心/単数と複数/具象以前/創造性の尊重/少数意見/アインシュタイン先生の想い出)




発見の鋭い喜び/岡 潔


科学的なものの考え方/矢野健太郎


広く学ぶ心/福井謙一


チョウの飛ぶ道/日高敏隆

感想・レビュー・書評

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  • 着眼点!(@_@)学生時代に科学者の随筆集を好んで読んでいたのに「読んだような気が…(・・?」程度にしか覚えてないや(--;)確か文庫本がまだあると思うんだけれど…うん十年前だからの~(´-ω-`)

  •  教科書に掲載されている短編はそれだけで品質が保証されているのだろう。どれもこれも面白くて読みやすくおまけにタメになるものばかりであった。科学者の考え方の話や他の学問との関係性、科学の哲学や喜び、科学にまつわる様々な発見やエピソードなど読み飽きない面白さばかりだ。特に最後のチョウの行動観察の話は、幾つもの仮説や困惑の果てに真相が明かされる探偵小説のような面白さがあり、とても印象に残った。どの話も科学の楽しさや、科学により人間はより良くなっていくという希望が込められており何度でも読み返したい短編ばかりであり、是非ノスタルジーに浸るような気持ちと未来への思考の育成の心構えを持って読んでほしい。

  • 岡潔先生の文章が読んでみたくて借りた。
    湯川秀樹先生の文章も結構読みやすくてよかった。

    頭の良い人は言葉選びも上手い。
    科学の基本もわからないけど、面白く読めた。

  • 積読。
    国語の教科書は配布され次第その日のうちに全部読むタイプだったので楽しく読んだ。
    池上さんの科学的思考の入門本を読んだあと少しだけスムーズに読み進めるようになったのも驚き。

  • 寺田寅彦、中谷宇吉郎、湯川秀樹をはじめ、岡潔、矢野健太郎、福井謙一、日?敏隆七名の名随筆を精選。国語教科書の名文で知る科学の基本。文庫オリジナル。

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