- Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122062634
感想・レビュー・書評
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「先のことなんて誰にもわからない。
ただ懸命に生きていく。」
フィクションだけど、内村さんの考え方とか生き様が描かれているようで、
噛み締めて読んだ。
笑えるとこが多いけど、
ぐっとくる所もたくさん。 -
一気に読める。ほんわか、心に刺さる。
うっちゃんの人柄、心が現れた良作。 -
映画の公開がされるということなので原作を読んでみたくなり手に取りました。
小説というジャンルよりも台本というかコントをそのまま読んでいるような感じで
テンポが良く読みやすく映像が脳裏に浮かびやすかったです。
全く同じ世代ではないですが、
やや同じような世代を歩いてきたので登場して来る
大きな事件、出来事、ヒット曲、映画、その当時流行ったものなど
あらゆるものが懐かしくてまるでタイムスリップしたかのようで
これだけ楽しむのもなかなかおつでした。
主人公の泉一が何度か甘酸っぱい思いをしてきたのも男子だけでなく、
女子も同じであり共感することが多々あり、
これも懐かしみながらくすりと笑えてしまいました。
小学校の徒競走で一等賞をきっかけに常に
一番を目指し続けるという姿勢は良いものの、
それがかえって裏目に出てしまい波乱の人生を
送ってしまうのかと思わされました。
けれどこのあきらめず、懲りない、へこたれないというのが
人生明日はどうなるのか分からないということから考えると
その時々に全力をかけて頑張ってきたことが
この泉一とって全部が宝物だと思えました。
どんな事でも変わらずに自分らしく全力に生きていくと
前向きな行動力にとても救われて、同じように元気が貰えました。
この小説は一人舞台『東京オリンピック生まれの男』を元にして
作られたので内村さんも色々な思いが込められています。
不器用だけれどいつも全力で懸命に生きていく
これが一番シンプルで大事ということが分かる作品でした。 -
コメディーではなく、立派な人生論を語った話でした。個人的に共感できるところがたくさんありました。誰もがもっている成功欲を素直に表現した秀作です。
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あるきっかけで1番を目指していろんなことに手を出して沢山挫折をして、それでも最後振り返った時に、全ての経験があったから今があるんだなと思える人生って、1番人生を謳歌している感じがした。泉一のように、ずーーーーっと何事にもがむしゃらになれるのは、なかなか難しいと思った。
コロコロ変わる話なので飽きもせず、すぐに読み終わりました。最後のページはなんだか胸が温かくなりました。 -
滑稽と言えなくもないけれども、ここまで一途な生き方はないのではとも感じました。
小学生の頃に何かしらで一番を取ることは、そんなに難しいことではなくて。
成長するにつれて、だんだん難しくなる。
大人になると、自分が一番だと言えるものを持ってる方が珍しい。
だからきっと妥協したり諦めたりするんだと思いますが、そこにしがみつく根性というか執念はすごい。
とても真似はできないし、身近にいても信じて応援する自信はないなと思います。 -
うーん、この本は世代だったらもっと楽しめたかなと言う印象
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ハートウォーミングな話でした。
諦めずにぶつかっていく、
人生ってそういうものです。
そんな誰にでもある一瞬を一生やっている
キャラクターがとても愛しかったです。
独白形式で、これだけ飽きずに読ませるのは凄い。