春の雪 (中公文庫 コミック版 い 1-53)

  • 中央公論新社 (2008年3月23日発売)
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122050013

感想・レビュー・書評

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  • 三島→少女漫画、という禁断のアダプテーション!
    効率よく、松枝という青年のキモさを見せてくれた。
    実写映画化した乗っかり企画だというのに、池田センセーが脚本・構成をし部下に描かせた上に、あとがきで私が映画化したかった、と。なかなか笑かせてくれる。

  • レンタル版デジタルコミックで読みました。
    詳しいことは知らないけれど、
    三島由紀夫『豊饒の海』四部作のうち、
    このパート1だけがコミカライズされた模様。
    むか~しの少女マンガ風の絵柄で過剰な演出、みたいな(笑)
    まあ、でも、原作に忠実な再現ではある……かな。

  • 佐世保などを舞台とした作品です。

  • 『ベルバラ』コンビによる三島由紀夫『豊饒の海』第一巻「春の雪」のコミカライズ。
    「春の雪」の映画化に際して企画されたのだろう。

    もともと原作でも複雑で独特な内的衝動を行動理念にとる主人公・清顕だが、コミカライズドに際して心理描写が不十分になり、余計わけの分からん男になってしまっている。
    過剰な少女マンガらしさと三島の耽美主義が相まって胸焼け。ギャグマンガ視点で読むほうが楽しめた。
    どうせなら『豊饒の海』全てコミカライズしていただきたい。

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著者プロフィール

本名平岡公威。東京四谷生まれ。学習院中等科在学中、〈三島由紀夫〉のペンネームで「花ざかりの森」を書き、早熟の才をうたわれる。東大法科を経て大蔵省に入るが、まもなく退職。『仮面の告白』によって文壇の地位を確立。以後、『愛の渇き』『金閣寺』『潮騒』『憂国』『豊饒の海』など、次々話題作を発表、たえずジャーナリズムの渦中にあった。ちくま文庫に『三島由紀夫レター教室』『命売ります』『肉体の学校』『反貞女大学』『恋の都』『私の遍歴時代』『文化防衛論』『三島由紀夫の美学講座』などがある。

「1998年 『命売ります』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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