- Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122038844
感想・レビュー・書評
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ギリシャ神話もそうだが、古来からの神話は残虐な行為(それが正義の行為であっても)が多い。いまなおグアテマラに残る民族のルーツが見え隠れして、おもしろい。
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マヤ・キチェー族の神話・歴史を記した古書『ポポル・ヴフ(Popol Vuh)』の邦訳。A.レシーノス氏のスペイン語訳"Popol Vuh: las antiguas historias del quiché(1947年)"からの重訳である。
本書はマヤ神話の「原典」と呼べる書であり、天地創造から双子神フンアフプー・イシュバランケーの活躍、キチェー族の興りとその発展(スペイン侵略後まで)を記している。神代から人代へ続くその構成は『古事記』や旧約聖書を髣髴とさせるもので、メソアメリカ神話の奥深さを感じさせるものとなっている。また本文に付された丁寧な訳注や解説は『ポポル・ヴフ』の生まれたマヤの文化、成立の時代背景やその翻訳史を分かり易く解説しており、本文の理解を大きく助けている。神名のアルファベット表記があるのも嬉しい。 -
創世記は荒々しくて、その神は慈悲深いというより混沌だ。
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訳が上手い!
これもまた伝承を完コピしてはいないそうでつくづく焚書が悔やまれます。 -
マヤ神話の伝記山盛り。
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これもナスカ展に行った時購入。
神話好きにはたまらない。ぶるぶる…!
生と死と森のにおいがするー。
もう気分は長老から口承伝承されてる密林に住む若人A。
訳者の方ステキ、なんだか抵抗なくすっと世界に入り込める。
ところで書評は三島由紀夫。うおお!