闇から来た少女: ドールズ (中公文庫 た 37-1)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122016682

感想・レビュー・書評

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  • 雪道で事故に遭った7歳の娘。入院中の彼女は高血圧、動脈硬化、喫煙行為と異様な症状、行動を見せ始める。何が彼女に起きたのか?事故前に見た等身大の和装人形との関係は?ホラー度は低いが36℃の猛暑の日曜日に一気読み。

    続編も読みたいと思っていたら、すでにシリーズ化していました。
    なお、第1作である本書はシリーズの概要も含めて、全く何も知らずに読まないと、面白さが半減します。

    (シリーズ一覧)

    ドールズ -闇から来た少女-(1987年5月)
    闇から覗く顔(1990年10月)
    ドールズ -月下天使-(2008年9月 )
    ドールズ 最終章 夜の誘い(2013年12月)

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    盛岡で喫茶店“ドールズ”を経営する月岡真司の7歳になる娘・怜が、雪道で車にはねられ重傷を負った。だが入院中の彼女は、次々と不可解な症状を示し始めた。さらに深夜奇妙な行動をとり、人形に異常な執着をみせる。怜の叔父・結城恒一郎は、人形作家の小夜島香雪とともにその謎を探るが。異色の長篇ホラー・サスペンス。

  • 先にシリーズ短編のいくつかを読んでいて(昔本作のラジオドラマも聴いたことがある)ことの真相は知っていたのでので驚きのないまま、それは仕方ないにしても物語に引き込まれることもないまま(そう長い作でもないのに冗長を感じた)読了に至る。‥著作では記憶シリーズの短編(作品集)

  • ドールズシリーズ、1作目。

    ホラー物があまり好きでないため、高橋克彦作品の中ではこれまで敬遠していたシリーズなのだが、最近、このシリーズが完結したというので読んでみた。しかしながら、もともとシリーズとしてあらましを知っていたせいか、それほど怖いという感覚は覚えずに済み、むしろ目吉に愛着が湧く。まぁ、ホラーというかオカルト系かな。ミステリとしても上手くマッチしていて、ホラーが苦手な私でも楽しめた。文中に散りばめられた蘊蓄も興味深い。これからのシリーズを読むのが楽しみになりました。

  • 盛岡で喫茶店“ドールズ”を経営する月岡真司の7歳になる娘・怜が、雪道で車にはねられ重傷を負った。だが入院中の彼女は、次々と不可解な症状を示し始めた。さらに深夜奇妙な行動をとり、人形に異常な執着をみせる。怜の叔父・結城恒一郎は、人形作家の小夜島香雪とともにその謎を探るが。異色の長篇ホラー・サスペンス。
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  • 最初の男女はここに繋がるのか〜と、初っ端から推理力のなさを痛感してみたりw
    そういう事だったのか、と納得しながら読んでました。

    見知った子供がこんなになったりしたら……。
    受け入れられるかどうかと問われたら、分からないと答えます。
    そんな自分から考えると、周囲の人達はすごいな〜と。
    受け入れる過程が、納得出来る歩幅でした。

    一気に読み進められて面白かったですw

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    盛岡で喫茶店“ドールズ”を経営する月岡真司の7歳になる娘・怜が、雪道で車にはねられ重傷を負った。だが入院中の彼女は、次々と不可解な症状を示し始めた。さらに深夜奇妙な行動をとり、人形に異常な執着をみせる。怜の叔父・結城恒一郎は、人形作家の小夜島香雪とともにその謎を探るが。異色の長篇ホラー・サスペンス。

  • 目吉センセーとの出会いの本。
    ストーリーも、登場人物も、とてもいいです。

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著者プロフィール

1947年岩手県生まれ。早稲田大学卒業。83年『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞、87年『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、92年『緋い記憶』で直木賞、2000年『火怨』で吉川英治文学賞を受賞する。他の著書に『炎立つ』(全5巻)、『天を衝く』(全3巻)などがある。

「2009年 『To Tempt Heaven』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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