- Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121506696
作品紹介・あらすじ
就任当初は貧者に寄り添う姿勢や、「広報の達人」ともいえるシンプルな言動などでマスコミから高評を得、米フォーブス誌からは「世界で最も偉大な指導者」に選ばれていたフランシスコ。しかしその改革路線、重要な教義変更は、支持層と反対派の亀裂を招き、金銭スキャンダルや性的虐待の問題も起こり、混乱が生じている。
いま、フランススコのバチカンでは何が起きているのか。カトリック教会はどこへ向かおうとしているのか。
著者は長年にわたりバチカンを取材し続け、内部事情にくわしく世俗的な問題や人事抗争なども目の当たりにしてきた。本書は「ミステリー小説で描かれる以上の面白さ」をたたえたフランシスコのバチカンを、登場史から現在までを視野に縦横に捉えていく。
感想・レビュー・書評
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ヨハネ・パウロ2世以来38年ぶりに来日する法王となったフランシスコ。その虚像と実像を捉えバチカンのゆくえを縦横に描いた注目作
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めちゃくちゃ面白かった!バチカン好きにはお勧め。ヨハネパウロ、ラツィンガーと現フランシスコの比較もあり。現在抱える各種問題についてもしっかりとした取材の元に記されており、素晴らしいです。この著者は読売新聞社でローマ支局長まで勤めた人。今は大学の先生だそうで、一回授業受けてみたいとまで思いました。
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第1章 フランシスコ法王の誕生
第2章 法王とは、バチカンとは
第3章 ホルヘ・ベルゴリオからカトリック教会の頂点へ
第4章 なぜ、フランシスコなのか
第5章 挑んだ改革
第6章 バチカン銀行の闇
第7章 外交
第8章 中国市場を求めて
第9章 性的虐待
第10章 離婚問題
第11章 改革の行方
著者:秦野るり子(東京都、ジャーナリスト) -
東2法経図・6F開架:B1/5A/669/K