- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121022981
作品紹介・あらすじ
八八の寺院を巡るあり方を決定づけた僧侶の案内記、貧困・病気・差別に苦しめられた巡礼者たちの記録、新聞記者による遍路道中記、バスや鉄道の登場がもたらした遍路道の変貌-。本書は、近世以降の史料を掘り起こし、伝説と史実がないまぜになった四国遍路の実態を明らかにする。千数百キロの行程を歩く巡礼者と、彼らと相対し、お接待文化を育んだ地域住民。歩くだけでは見えてこない歴史の真実を浮かび上がらせる。
感想・レビュー・書評
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【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/685426詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
四国遍路の歴史を学べる本。
お遍路は歩いてこそ、というのはここ最近の話であることに驚いた。
お遍路に対して真剣な人から観光気分の人まで全てを受け入れる、良くも悪くも間口が広いことが四国遍路の魅力の一つなのだと改めて認識できた。 -
■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
【書籍】
https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1001059765
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仏教を私たちの側から体験できる四国遍路、その歴史と変遷を文化誌的にまとめた一冊。
最近の世界文化遺産登録運動と重なって、盛り上がりを見せている遍路ですが、近世もしくは近代には寺が荒れてしまうほどの衰退があったとは知りませんでした。その真実の姿は、歩いてみなければわかりません。 -
2015年3月新着
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四国遍路がしてみたくなりました。
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四国遍路の歴史を、ブラックな面も含めて淡々と解説した本。ワタシは面白く読んだが、あまりにも包み隠さず書かれているので、読んでガッカリする人もいるかも。