人生に必要な教養は中学校教科書ですべて身につく-12社54冊、読み比べ (単行本)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120053139

作品紹介・あらすじ

生き残れるかどうかは、基礎学力が鍵になる。


超多忙な社会人の学びなおしに最適のツールだ!




【公民】自分を支配する社会のシステムを再点検せよ!


【理科】日常を成立させる科学の基礎を理解せよ!


【地歴】世界を鷲掴みにするために、地理と歴史は欠かせない!




中学校教科書には、ビジネスパーソンが習得すべき基礎知識のすべてが詰まっている。


地理、歴史、公民、理科、国語、数学、英語、そして道徳まで。激動の世界を爆走し続ける池上彰、佐藤優の両巨匠が12社54冊分を読み解いた。中学校教科書で足元を固めろ。


ポストコロナの世界、AI社会を生き抜くためには、付け焼刃の知識じゃ太刀打ちできない。生き残りをかけ、基礎力を鍛え直せば、社会の深層が見えてくる。

感想・レビュー・書評

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  • 池上彰さんと佐藤優さんが中学教科書から数冊ピックアップして、それをもとに雑談するというもの。
    お二人の解説が面白いから良かったですが、これらの教科書を一人で読んだら、きっと何度も寝てしまったと思います。
    地理歴史はまだいいですが、公民なんて池上さんの本をたくさん読んできたから少しは理解できたのです。

    私の習い事に時々中高生が参加するのですが
    彼女たちは学校の授業のあと部活をしてから来ます。
    あるいは習い事の後、塾へ。
    たいへん。

    私なんて帰ったら風呂に入ってビールだから。
    大人って本当いいです。
    勉強した後テストがあるわけじゃないし。
    池上さんと佐藤さんのお話しを楽しく読めます。

    冥王星は最近「惑星」ではなくなりました。
    以前から「?」だったのですが、
    アメリカ人が発見した唯一の惑星だったために、
    アメリカが抵抗、降格が遅れたそうです。

    火山について、「死火山」「休火山」があり、
    池上さんはその分類を一生懸命覚えましたが
    今は死語になってしまい、その努力が無駄に。

    一万円札の聖徳太子の肖像は「聖徳太子と伝えられる肖像画」となっています。
    中学教科書では「聖徳太子(厩戸皇子)」
    高校では「厩戸皇子(聖徳太子)」となっているそうです。
    保守系の人たちから「教科書から聖徳太子を消すとは、けしからん」という意見がでて、折衷案のようなかたちになりました。

    やっぱり、私はこれからも池上さんと佐藤さんの本を読み続けるのがBESTと思いました。

  • 今の教科書ってレベル高いんだな…(笑)
    私だったらついて行けないかも…。
    と思ってしまいそうでした^^;;

    その反面、実社会において教科書で学ぶ内容が必要だと教えてくれる記載もあって、羨ましい限りでした。
    今、勉強している内容が果たして実社会で何の役に立つのかさっぱり分からないまま勉強してたんで。

    ちょうど、最近話題の「はやぶさ2」の記載もあって、教科書って大人になって読むとより勉強になるような気もしました。

    英語の内容もより実用的になっているみたいだし、もう一回、中学校の教科書を学びなおしてみるのも悪くないのかもしれないなー

  • 自分たちが当時習ったこととは異なる点や、興味を引くための工夫が随所にちりばめられているところの紹介など、非常に興味深い対談だった。

    特に社会科目(地理・歴史・公民)について、地理には地政学的要素がある点や、鎖国は完全に鎖国ではなかった点など新たな気づきもあり、確かに一度読んでおきたい、と思う。

  • "差がつく読書術"から。とりあえず同書の著者は、この2名がかなり好きなようですな。教科書を読み直したいっていう気持ちは、自分も前からずっと持っているんだけど、ただ、実践できていないという。子どもの成長に合わせて、自分も読んでいけば良いと考えていたけど、それもちょっと滞りがちかも…。本書を読んで、その思いを新たにした次第。さすがに小学低学年のものとかは、読みごたえが無さ過ぎたんだけど、高学年から中学生にかけてくらいのものは、改めて向き合っていかなあかん。頑張ろ。

  • 2023.12.23 『ファスト教養』で引用されている。
    2024.04.07 読了

  • 教科書も進化している。
    過去の歴史が変わるたけでなく、国語や道徳も時代に合わせている。
    英語で筆記体を習わないのには、驚き!
    確かに全く使わない!
    とりあえず、中学英語をマスターして、旅行でも行けるといいな。

  • 無知なので学び直しの参考に手にとりました。

    今の教科書は昔と異なること、生活に紐づくコラムなどを掲載しより学びを身近に感じるよつにつくられている、地政学的な視点が持てる、社会人として必要な教養を得られるツールであることがよく理解できました。

  • 教科書は時代によって変わるのだなと感じさせられた。自分の時代に読んだものがピンと来なくても、今の時代のものを読んでみるとまた感想が違うのかもしれない。また読みたいな

  • 教科書、かなり進化しているのですね、教える方々(先生や親御さんたちも)も、進化している教科書と一緒に勉強をして頂けると良いのにな、と思いながら読み進めております。★四つです。

  • ふむ

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著者プロフィール

池上彰(いけがみ・あきら):1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。記者やキャスターを歴任する。2005年にNHKを退職して以降、フリージャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍、YouTubeなど幅広いメディアで活躍中。名城大学教授、東京工業大学特命教授を務め、現在9つの大学で教鞭を執る。著書に『池上彰の憲法入門』『「見えざる手」が経済を動かす』『お金で世界が見えてくる』『池上彰と現代の名著を読む』(以上、筑摩書房)、『世界を変えた10冊の本』『池上彰の「世界そこからですか!?」』(以上、文藝春秋)ほか、多数。

「2023年 『世界を動かした名演説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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