- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120052491
作品紹介・あらすじ
深沢七郎との二度の対談、金井久美子、美恵子姉妹とのおしゃべり、そして、吉行淳之介と「好色五人女」をめぐる話。武田百合子が残した数少ない対談に加え、NHKラジオで放送された岸田今日子との『富士日記』をめぐる対話も、初収録する。
感想・レビュー・書評
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何回か読んでいるような気がする対談。(ほかで読んだのだろうか?)
この本も図書館で借りるのが2回目。
今回は金井姉妹とのあけすけなやり取りが面白く感じた。(美恵子さんまだ31歳で相当におばさん風なことをおっしゃるの時代を感じる)
今や自分もおばさんになって朝の手が動かない、百合子さんはそれが虫のようだ、ベッドから布団巻き付け床にダーンってやって起きるとか楽しそう。まさか「昆虫の足」に共感する日がくるなんてなあ。
一体このころ百合子さんはおいくつなのだろう。と調べたらどうも今の私と同い年くらいだった。
深沢七郎さんのことも立体的に感じられた。
生き生きとしていて何度読んでもいい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
"面倒くさくてねえ。日記というのは、だいたい三日で終わるものだし、ウソ八百だからねえ。ためだ、つけたくないって言ったら、何でもいい、献立でも、その時面白いと思ったことだけを書けばいいし、反省は必要ないって言われたのよ。"(p.110)
"私は毎日、テレビやラジオや新聞や雑誌でチンプな、紋切り型の人々を見たり、言葉を聞いたりしているが、百合子さんは、それらの発言や表情のばかばかしさとは離れたところでイキイキと生きている人なのである。"(p.95) -
病気の話はご勘弁。
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深沢七郎、金井久美子・美恵子、吉行淳之介らとの対談を収録する著者初の対談集。