使うあてのない名刺

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120051708

作品紹介・あらすじ

読売新聞社と読売巨人軍で46年間の勤務ののち、69歳でリタイア。スローライフを楽しみながら綴った名エッセイ20篇を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 野球も余り知らずに、本を読み出した。

    誰しもが、外で働くと、名刺を作成することになり、企業という名の後ろ盾(?)の看板が、ハクをつける事になる。
    そんな事を気にしないで、退職、辞職をした場合、名刺の威力が、どんな重要な意味を持っていたのか?と、言う事を痛感したことがあると、、、、常々、聞いていた。
    この本の題名で、ふと、手にして読んでみた。

    文章がわかり易く、新聞社勤務だった頃の話が、厳しくもあり、この当時だったら、当然だったのだろうと、推測される。

    天才と努力で、王さんの律儀さが、よく理解できる。

    題名と同じ、「使うあてのない名刺」で、赤字の国鉄からJRへの発展へは、多くの人の更迭が、あった。
    野球賭博も、だいぶ前の話に思えるが、この当時は、テレビ報道が盛んであった。
    議員さんたちの名刺も役に立たない事も多い。
    しかし、海外取材者の名刺 スタッフライターが、スタッフウエイターに誤字には、笑ってしまった。
    名刺ごと 肩書が、変わってしまって・・・

    それでいて、名前だけの名刺も、配りにくい所が、、、

    作者の時代の定年は、55歳だったと、、、
    それが60歳、65歳へと平均寿命が、延びて来て、定年時も長くなった。
    リタイアしてからの時間をどう過ごせばよいのか?が、焦点と、なって来るのだが、、、、先日の、長生きするには、2000万円の貯蓄が、必要との報道で、今、その火消しに、議員が、あたふたと、している。


    記憶の記憶、、、ベテランガイドでも、誰かが間違いを訂正してあげないと、聞いた者は、又その受け売りで、同じ間違いを話して伝わる。

    たわいない話なら、それでもいいけど、、、間違った報道の伝達は怖いと、思う。
    作者が、ガイドさんに訂正してあげたことは賢明であり、気になる事をはっきりさせる、検索して調べるという手間を惜しまず、其の結果を知りえる事、自分に納得出来る事は、良い事であると、思う。

    作者 桃井恒和氏は、古希を過ぎて、あと数年で喜寿であるが、未だまだ、昔取った杵柄で、楽しい話を書いて欲しいと、思う。

    「自慢じゃないが」、、、、入院歴、事故歴が無い状態で、次の作品を描いて欲しいです。

  • 読売新聞社と読売巨人軍で四十六年間の勤務ののち、六十九歳でリタイア。スローライフを楽しみながら綴った名エッセイ二十篇を収録。

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著者プロフィール

1946年(昭和21年)横浜生まれ。東京大学文学部卒業後、70年に読売新聞社入社。社会部畑を歩み、社会部長、東京本社執行役員総務局長などを経て、2004年から株式会社読売巨人軍社長。14年から会長を務め、16年に辞任。日本エッセイスト・クラブ会員。著書に『スコアブックの余白』(中央公論新社)。

「2019年 『使うあてのない名刺』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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