凡人の怪談-不思議がひょんと現れて (単行本)

著者 :
  • 中央公論新社
2.66
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本棚登録 : 154
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120050978

作品紹介・あらすじ

おばけが見えたり不思議な体験をする著者のちょっと笑える不思議な日常。霊感はそれほどないのに奇妙な出来事にいつも遭遇してしまう。自宅のクローゼットにあった骨壷、あの世からの電話回線。心霊写真の話から背中に乗っかった悪魔さんのこと、まで。不思議がひょんと現れていつも笑いとともに去っていく。
話題の「婦人公論」連載エッセイの待望書籍化。

感想・レビュー・書評

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  • 婦人公論のエッセイ「不思議がひょんと現れて」を改題してまとめたもの。幸運にも幽霊というものに、ましてや攻撃的な幽霊というものに出逢ったためしがない(攻撃的な人間には嫌というほど遭遇しているが)

  • 70代の著者が婦人公論に連載していた不思議話。こんな不思議話は昔々話のイメージだけれど6年前(2018年)の発行と知ってびっくり(勿論著者が子どもの頃の話が多いけれど)そう言えば、自分の父親が入院中に普通に幽霊が出る話をしていたっけ。一昔前は幽霊は身近な存在だった。今はどうしてるの?気づかなれないだけ?
    面白かったです

  • <目次>
    省略

    <内容>
     『婦人公論』連載の「不思議がひょんと現れて」をまとめたもの。最近、工藤美代子が怪談を書いていると聞いていたのだが、これはちょっとコミカルというか、おばさんのシニカルさというのが出た作品。読後しばらくして思い出して、ちょっと寒気がする感じ。文の構成がうまいので、サラッと読めます。

  • 怖くないのでホラーが苦手な人でも読めると思います。ホラー映画とかでいかにも幽霊は怖い存在みたいに描かれてますが、実際はこの本に出てくるみたいに「あれは何だったのだろう?」と不思議に感じるくらいのものかもしれないと思いました。

  • 夏のホラー特集のところにあり、タイトルに惹かれて読みました。文章が淡々としていてどこか可笑しみがあるので、ギャーコワーイ!!とはならないのですが、よくよく考えるとめちゃめちゃ怖い話とかもあり…。ひとつひとつが短く、読みやすかったです。

  • 怖くないです。ちょっと不思議かな、と思われるような話を集めて本にしました、という感じでした。サクッと読めます。

  • 著者が体験した怪談話。著者本人も言っているけど、鈍感で後であれは幽霊だったのかも…みたいなのんびりした怪談話がほとんどで、出てくる幽霊達も危害を加えたりする類のものではなく、終始のんびりモード。なので、ちょっと物足りなかったなぁ。

  • こうやってフツーに書かれると霊はいるんだろうなぁと思わされる。さすがノンフィクション作家。

  • う~ん。特に怖くなかった。内容も前作とあまり変わらないような感じ。

  • 眠る前にちまちまと読んでいました。お化けエッセイと書いてあり少しだけ不安になりましたが、作者の身の回りで起きた不思議な出来事が面白可笑しく描かれていたのですっきりして眠ることができました。ただ、時々ゾクッとするようなエピソードがあったりもして、その時ばかりは辺りの音がとても気になってしまいなかなか寝付けませんでしたが。

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著者プロフィール

工藤美代子(くどう・みよこ)
昭和25(1950)年東京生まれ。ノンフィクション作家。旧チェコスロヴァキア・カレル大学を経て、同48年からカナダに移住し、バンクーバーのコロンビア・カレッジ卒業。『工藤写真館の昭和』で第13回講談社ノンフィクション賞受賞。そのほか『国母の気品 貞明皇后の生涯』『香淳皇后と激動の昭和』『美智子皇后の真実』『美智子さま その勁き声』など著書多数。

「2021年 『女性皇族の結婚とは何か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

工藤美代子の作品

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