ビンボー魂 おばあちゃんが遺してくれた生き抜く力

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 101
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120048029

作品紹介・あらすじ

母が出て行った。大丈夫、なんとかなる。そして父もいなくなった。5歳から始まった、生きるための戦い。貧乏は辛いけど、不幸じゃない。

感想・レビュー・書評

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  • 風間トオルさん、凄すぎます!!
    大変だった子供時代のお話ってだけじゃなく、生活の知恵というか為になる本でした。
    そういえば私も子供時代は祖父母に育てられた。風間さんほど過酷じゃなかったけど、やっぱり子供時代ってその人の人格が形成されるというか・・・
    風間さんはきっとブレない人なんだろうな~
    小学生で祖父の介護なんて、頭が下がります。

    読みやすい本なんだけど、とても学べる本だと思います。

  • 壮絶な幼少期。貧乏なのもそうだけど小学生の頃からのじいちゃんの介護に驚いた。
    色々葛藤もあっただろうな。でも受け入れて前向きに今日と向き合って生きるということが生命力ということか。
    私はホットドッグ屋さんみたいな人になりたい。

  • さくさく読めた。テレビのバラエティ番組で話を聞いてしまったエピソードもあったのだが、あ〜本で知りたかったと思うぐらい、本で読むほうが面白いと思った。
    ビンボー話も驚きだったが、認知症のおじいさんのお世話も大変だったと思った。小学生でそれは過酷だったであろう。多感な時期に恥ずかしい思いもしたと思うけど、そんな気持ちを冷静に分析していたのも素晴らしい人柄だと思うし、強い人間性を育んだと思う。
    おばあさんとのお別れ、愛犬とのお別れには胸が熱くなった。
    今を大事に生きること、その大切さが伝わってくる本だった。
    改めてファンになった。

  • 明石家視聴台で間近に見た時は実は貧乏だった境遇をよく知らなくて。こんなに逞しい人だったのかと驚いたし、今の私には力強い御言葉ばかり。こうありたいと思う。

  • 想像以上に過酷な子ども時代で、トレンディ俳優のイメージががらりと変わる。
    両親の不在、金銭的な問題だけでなく、介護まで。
    この年齢の子どもが直面するレベルの状況ではなく、セーフティネットが機能してないことも、おそろしく感じる。

    それでも、後ろ向きにならず、明るくたくましい筆者。
    こちらまで前向きな力がもらえるエッセイ。
    ホットドック屋さんのエピソードには、じーんときた。

  • 幼少期からの生い立ち。並外れた苦労をしてるけどそれを明るく語っているところがまたすごい。ご本人も書かれてるように、明るく合理的な性格があらわれていた。

  • めちゃくちゃ面白かった。
    考えられないような貧乏な子供時代、たくましすぎる。
    一つ一つのエピソードが強力過ぎ。
    公園の草を食べるとか洗濯機の中に自分ごと入って洗濯、風呂とか。どんなケガも唾付けて寝て治すとか。
    祖母が貧乏なのに3才の女の子を引き取って1年くらい過ごしたりとか。
    華やかなイメージのある人だったけど、思い切りそれを覆してくれました。

  • 全てがサクッと語られているが、すごい人生で、この人、生き強いなと感じた。与えられた人生は子供の頃の自分ではどうしようもない事もあり、だけど、それを見守ってくれる大人もいる。感動しました。ホットドッグ屋さんのご夫婦、ありがとうと私も言いたい。

  • 両親の蒸発や小学校に1年遅れての入学、小学校低学年での壮絶な祖父の介護など、世を恨み自分の人生を嘆き生きていてもおかしくない状態なのに、悩みながらも淡々と自分の人生を受け入れている風間さんには頭が下がるばかり。おじいさん、おばあさんの言葉にお金の多さと人の在り方や品性に関係がないことを思い知らされた。格差社会の今だから、全ての子供たちに読んでほしい本。

  • 表面的にはおもしろおかしい貧乏本かもしれませんが、人生について色々学びになる本でもあり、必読です

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