アラブ政治の今を読む

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  • Amazon.co.jp ・本 (385ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120034916

作品紹介・あらすじ

現地情勢の精査と分析、社会思想の内在的把握、国際政治への現実的で重層的な認識が切り開くアラブ政治論の新地平。

感想・レビュー・書評

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  • ★未読、112ページまで★訳もなく、というかライバルですらないのに、負けたと感じさせられる。政治思想史と地域研究という学問領域の枠組みと分析手法を青臭いまでに意識している。それは極めて全うなものの考え方だろう。石油資源をほとんど持たないエジプトはレント国家で、国家収入の半分をスエズ運河の通行料や出稼ぎ労働者の送金、観光収入、国際援助に頼っていることを知った。だからこそアラブ地域の安定に意識を払うんだ。

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著者プロフィール

東京大学先端科学技術研究センター教授。専門はイスラーム政治思想史・中東研究。著書に『アラブ政治の今を読む』(中央公論新社)、『増補新版 イスラーム世界の論じ方』(中央公論新社)『イスラーム国の衝撃』(文春新書)、『サイクス=ピコ協定 百年の呪縛』(新潮選書)、『シーア派とスンニ派』(新潮選書)など多数。

「2022年 『UP plus ウクライナ戦争と世界のゆくえ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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