十二人の手紙

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120008047

感想・レビュー・書評

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  • 昭和53年に発行された本(当時の価格780円)。

    手紙というワードから感動ものかなと予想してしまう。

    プロローグ「悪魔」を、とくにタイトルも気にせず読み始めたが、
    最後まで来ていい意味で予想を大きく裏切られた。

    作中にはいろんな仕掛けや試みがしてあって、
    「手紙」中に登場する名前が関連するようなしないような、
    最後までつながりを強く意識させないようなところも巧みだなと思う。

    個人の感想としては、
    仕掛け絵本を読んだような感覚だろうか。

    仕掛け絵本が好きという意見もあるだろうし、
    一度めくったら飽きちゃうって場合もあるだろう。

    この本に関しての意見は、飽きちゃいそう、
    だった。
    (登場人物に思い入れがなかったせいかもしれない。そうでないかもしれない・・・)

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著者プロフィール

(いのうえ・ひさし)
一九三四年山形県東置賜郡小松町(現・川西町)に生まれる。一九六四年、NHKの連続人形劇『ひょっこりひょうたん島』の台本を執筆(共作)。六九年、劇団テアトル・エコーに書き下ろした『日本人のへそ』で演劇界デビュー。翌七〇年、長編書き下ろし『ブンとフン』で小説家デビュー。以後、芝居と小説の両輪で数々の傑作を生み出した。小説に『手鎖心中』、『吉里吉里人』、主な戯曲に『藪原検校』、『化粧』、『頭痛肩こり樋口一葉』、『父と暮せば』、『ムサシ』、〈東京裁判三部作〉(『夢の裂け目』、『夢の泪』、『夢の痴』)など。二〇一〇年四月九日、七五歳で死去。

「2023年 『芝居の面白さ、教えます 日本編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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