昭和53年に発行された本(当時の価格780円)。
手紙というワードから感動ものかなと予想してしまう。
プロローグ「悪魔」を、とくにタイトルも気にせず読み始めたが、
最後まで来ていい意味で予想を大きく裏切られた。
作中にはいろんな仕掛けや試みがしてあって、
「手紙」中に登場する名前が関連するようなしないような、
最後までつながりを強く意識させないようなところも巧みだなと思う。
個人の感想としては、
仕掛け絵本を読んだような感覚だろうか。
仕掛け絵本が好きという意見もあるだろうし、
一度めくったら飽きちゃうって場合もあるだろう。
この本に関しての意見は、飽きちゃいそう、
だった。
(登場人物に思い入れがなかったせいかもしれない。そうでないかもしれない・・・)