人を見る目 (新潮新書)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 47
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106107627

作品紹介・あらすじ

権力、打算、狡知、空とぼけ……東西の古典をひもとき、軍人や政治家など昭和史に踊った人々の言動をたどる。いつの時代も善悪のあいだでよろめき続ける悲哀を、歴史の断層から掘り起こす人間観察学。

感想・レビュー・書評

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  • 社外の尊敬する人に紹介してもらった本。
    .
    様々な人間像を、昭和時代の著名人を実例に綴っております。冒頭に出て来ますが、二千年以上前のアテネ時代に哲学者が書いた『人さまざま』という人間模様は、今もなお変わらずだとか。
    .
    人間の処世術って昔から全然変わらないんですね…

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  • 古代ギリシア時代に書かれた『人さまざま』(テオプラストス」著)の形式を模して、
    お追従
    お節介
    しみったれ
    よき友
    などなど、昭和初期から戦後の軍人や政治家、作家たちの言動を分類している。
    特に太平洋戦争での軍人への視線は辛らつだ。

    『人さまざま』は、以前読んだことがあるのだが、本を手放してしまっている。また手に入れて読んでみようか。

  • 古典からいろんな人を見る。ろくでもない奴は昔からいる。

  • ビジネス本のような書名が示す通り、軽めのエッセイに仕上がっている。いつもの冷徹な視点の歴史探求を期待すると薄味で物足りないかもしれないが、古今東西の名文を引用しつつ昭和史の場面を当てはめていくという試みも、これはこれで面白い。

  • 東2法経図・6F開架 210.7A/H91h//K

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著者プロフィール

1939年生まれ。同志社大学卒業。ノンフィクション作家。とくに昭和期の軍事主導体制についての論考が多い。

「2022年 『時代の反逆者たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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