- Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106038211
作品紹介・あらすじ
木や石にも「心」はある! ダンゴムシ研究者がたどり着いた驚くべき世界。永年にわたるダンゴムシやオオグソクムシなどの研究を通じて、心とは「隠れた活動体」であると定義した動物行動学者による最新作。「心」は、ヒト以外の生物にはもちろん、石などの無生物にさえあると説き、私たちが「何かをしたいと思う気持ち」にも、話す言葉にも「隠れた存在」はあるのだと、新たな世界の見方を提示する衝撃の論考。
感想・レビュー・書評
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第一章の世界とは何か、第二章の言葉とは何か、に書かれていた内容はとても面白く、共感できたが、第三章にでてくる石やマグカップ、大豆に心があるという話にはかなり釈然としないものが残った。
「世界の仕組み」を考えると、つきつめていくと理系も文系もなく究極的にはおぼろげながら1つのことに突き当たってくると思うのだが、これも動物行動学からの視点で考えて、それに至ったのか…と解釈した。
正直、著者の感性が結構独特で、ちょっとわかりにくかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
嫌いじゃないが、もう少しわかりやすく書くこともできるのではないか?と思った。副題の世界の仕組みよりは、哲学と言ったほうが良いかもしれない。もう少し哲学よりに話を持っていけば、なかなか良い本になったと思った。(上から目線でごめんなさい。)
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ダンゴムシから進んだと思いきやアフォーダンスか
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変わった人だ。
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配置場所:摂枚普通図書
請求記号:481.78||M
資料ID:95180312 -
請求記号 481.78/Mo 73
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われわれが生きているとはどういうことなのか? この世界とはいったい何なのか? 心とは何か? 有史以来人間が追い求め続けるこれらの問いを平易な文章と、自らの体験と動物行動学の知見をもとにつづった「読者も著者と共に考えるための」本。
「マグカップを構成する陶土の粒たちは、私が机の表面にそのマグカップの底を当てるとき、どの程度振動するのかを、「自ら」決めるのです。」(本文より)
う~ん、分っかるかなあ? 死ぬまで人間社会の枠組みの中に自身を位置づけられる人には不要な本です。