とんでも春画 妖怪・幽霊・けものたち (とんぼの本)

著者 :
  • 新潮社
4.00
  • (4)
  • (2)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 130
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106022753

作品紹介・あらすじ

こわい、あやしい、ばかばかしい! 奇想天外のエロスが勢ぞろい。国貞や国芳による性器頭の妖怪春画から、思わずゾッとする女幽霊との交合図、そして北斎の傑作「蛸と海女」まで。江戸の想像力の極致と呼ぶべき、〈人ならざるもの〉との交わりを描いた計130余点を、気鋭研究者が読み解く。本邦初公開作品も多数収録。あなたの知らない驚きの春画を、胸やけするほど御覧に入れます。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 春画の上級編

  • 妖怪や怪異を交えた春画や、性器を象った神像、異種姦など、様々な年代の春画を解説した作。
    本書の特筆すべきは、一見トンデモな春画が単なる『げてもの趣味』ではなく、『民間信仰のバックグラウンドに裏付けられた絵』であることを読み解いたところにある。

    海外でも有名な『海女と蛸』の図が、他の絵師によっても描かれており、いかにして先達の絵図を北斎が取り入れ、リスペクトしていたかについては、一章を割いて詳しく述べられている。実に読み応えがある。

    どうやって人々をあっと言わせ、通人を唸らせるか。

    絵師と戯作者の創意工夫が、蘇る語り口も必読。

  • ふむ

  • 春画集

  • いろいろな分類にしている
    蛸と海女のコラム

全8件中 1 - 8件を表示

鈴木堅弘の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×