- Amazon.co.jp ・本 (126ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106022593
作品紹介・あらすじ
その装いには独自のスタイルがありました。時には自ら作り、時には背伸びして高価な服を手に入れ、自分らしいファッションスタイルを選び取る。そのセンスと美学は人生すべてに通じていた。よそゆきから普段着、〝勝負服〞まで、残された衣装の中から約200着をポートレートやエッセイとともに紹介。没後30余年を経ていまもファンの心をつかむ向田邦子の魅力と装い術に迫る。
感想・レビュー・書評
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紹介される装いはどれも、品がある。良いものは時代を経ても、美しいんだなと直感した。
こんな女性になりたいと思わせる、凛としたモノクロのスナップ写真。洋服から向田邦子さんを知ったといったら、母に驚かれた。質の良い似合うものを身に纏う、気合いの入った大人になりたい。
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向田邦子さん、こんなにおしゃれな方だったんですね。ストイックでカッコよくて驚きました。
似合う物を徹底的に追求する姿勢は言葉を失うほどで、もし彼女が現代のファストファッションを見たらどう感じるのかと。
年齢による体形の変化にも見事に対応されててとても参考になりました。
あと勝負服が仕事服という点も覚悟を感じます。
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おしゃれです。
まあ誰でもおしゃれは好きですけれど、いろいろ制約があり(世間の目とか金銭とか)妥協したりまあこんなもんでとなりますが、向田さんに妥協はありませんね、納得のいく格好しかなさらない、一分の隙もありません。
どの写真も女優さんばりのポーズで決めています。
向田さん、スタイルが良くて、お顔立ちも整っておられるし、写真映えがします。
いつのころからか、カメラマンは恋人だった人だったんですね。やっぱり顔の表情なんか違うのかしら・・・
まあこの本には関係のないことです。
気に入った服があれば、まとめ買いをする。仕事の服(勝負服)の袖は手の甲側は少し短め、など向田さんならではのエピソードも添えられていて、ファンならまことに興味深い一冊です。-
ごぶ さたです。こういう本があるんですね。彼女の本はすべて単行本で集めて折に触れて読んでいます。現代の私たちに欠けている人生の機微を教わって...ごぶ さたです。こういう本があるんですね。彼女の本はすべて単行本で集めて折に触れて読んでいます。現代の私たちに欠けている人生の機微を教わっています。
向田邦子は憧れです、お慕いもうしております、私が男性だったら絶対に一緒になりたかったです、という思い入れがあります。51歳であの忌わしい墜落事故で亡くなって早や34年、存命なら今年11月28日で86歳、アンネ・フランクやオードリー・ヘップバーンと同い年なんですね。
2015/09/06 -
薔薇★魑魅魍魎さん、お久しぶりです。
向田さんへの熱い気持ちひしひしと伝わって参ります。私もひたすら敬愛申し上げております。亡くなられて...薔薇★魑魅魍魎さん、お久しぶりです。
向田さんへの熱い気持ちひしひしと伝わって参ります。私もひたすら敬愛申し上げております。亡くなられてもう新しい作品が読めなくなって、なんか関連の本がないかなと常に注意しています。
この本も、和子さん自身がラジオ番組に出演して解説しておられるのを聞いたんです。
もう向田さん関連の読み物なら絶対読みますね、未だに。
そうですか、アンネ・フランクやオードリー・ヘップバーンと同い年ですか・・・・
2015/09/07
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おしゃれ好きでも、ブランドにこだわるわけじゃなく、手作りのものもずっと着てるのが格好いい。
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上質な服を見極め、欲しがれば手に入れるために妥協しない向田さん。
彼の知られざるファッション観が、実物写真やエピソードとともに
綴られています。一つひとつが珍しく、とてもおしゃれ!
私はこれを読み、より持ち物への愛着が強くなりました。
学生アルバイトスタッフS.Y
熊本学園大学付属図書館OPAC
https://lib-opac.kumagaku.ac.jp/opac/volume/1340748?current=1&total=1&trans_url=%2Fopac%2Fsearch%3Fbarcode%3D%25EF%25BC%2590%25EF%25BC%2590%25EF%25BC%2597%25EF%25BC%2599%25EF%25BC%2593%25EF%25BC%2591%25EF%25BC%2596%25EF%25BC%2598%25EF%25BC%2597%26count%3D10%26defaultpage%3D1%26defaulttarget%3Dlocal%26order%3Drecommended_d%26searchmode%3Dcomplex%26type%255B%255D%3Dbook%26type%255B%255D%3Dmagazine_title%26type%255B%255D%3Dmagazine%26type%255B%255D%3Dpaper -
エリザベス、私も欲しい。
今見ても、おしゃれな服たち。 -
おしゃれにこだわりとかマイルールが無い、というか興味がない自分は、こだわりが強いといろいろ窮屈なんじゃないかなーとか思ってました、すみません
人から素敵に見られるって素晴らしいことだね
それも彼女の才能か
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向田邦子のおしゃれを堪能できます。ドラマ「トットちゃん」でミムラ演じる向田邦子のさりげなく洗練されたファッションに興味を持ち、ずっと読みたかった一冊です。若かりし頃の向田さんの着こなしは現代の私たちもお手本にできるスタンダードなもの。自分に似合わないものはどんなに良いものでも身につけないという意思が向田邦子のファッションを確立させているのだと思いました。20代の頃“黒ちゃん”と周囲の人々にあだ名まで付けられていた着こなしが個人的には好きでした。
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2017/01/05 読了