韓国むかしの味: 食べる旅 (とんぼの本)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106022159

作品紹介・あらすじ

ソウルと韓国全土、歩いて精選した名菜30の記録。綿密な取材が、朝鮮半島の食文化の背景を浮き彫りにする。

感想・レビュー・書評

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  • 韓国全土を30年近く旅した著者の、むかしの味の記録。
    ガイドブックには載っていない、華やかではない、それでいて
    味わい深い庶民の味が紹介されています。それは大都市ソウルでも。
    「食べる旅は人に出会う旅でもある」との著者の言葉のとおり、
    出会った料理の作り手たちの、引き継がれた味、歴史、想いは、
    料理の味わいに深い感慨を与えています。
    素朴でありながら複雑な調理は、自分の手で作る大切さ、
    安全で身体に良いものをという想いが籠められています。
    日本とは異なるソバを使った麺、漆を使った鶏料理など、
    知られていない食文化、その豊かさを教えてくれました。

  • 平松洋子さん、1958年倉敷生まれ、食文化と暮らしをテーマに精力的に執筆活動を続けられてるエッセイストです。国としての体裁がいまだに整ってない(私の意見です)韓国は嫌いで、その料理もほとんど口にしませんが、平松洋子さんの作品なので、条件反射で借りました(^-^) 韓国にも中国にもロシアにも美味しいものは沢山あると思いますが、平松さんにはできればそれ以外の国のレポートをお願いしたいです(^-^) (失礼しました <(_ _)>)

  • 韓国料理も奥が深い‼‼
    韓国料理大好き‼

  • 行ってみたい!食べてみたい!
    と、私にとっては目の毒でした^_^;
    最近NHKのハングル講座(テレビ)に出てきた
    広蔵市場(クヮンジャンシジャン)の
    緑豆のお焼き(ピンデトク)も載っていて
    NHKさんもなかなかやるな、と思いました。
    韓国旅行をするには胃袋がいくつも必要かも。
    その前に、この本に出てくるような路地裏のお店に辿り着くには
    そこそこしゃべれないとダメかも(^^ゞ

  •  韓国をめぐる本は無数にでていますが、平松洋子さんのこの本は、ソウルなどの大都市だけでなく、観光客があまり訪れることのないような地方の町や村の味まで、丁寧に紹介してくれています。
     忠清北道・槐山で巻貝のスープや幻の魚ソガリの刺身を味わったり、慶尚北道・開慶で緑豆やドングリのムクを試してみたりと、好奇心のおもむくまま韓国全土を旅する著者。心を込め手をかけて作られた韓国むかしの味。韓国の食文化の豊かさや、地方の魅力を肌で感じられます。

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著者プロフィール

平松洋子=1958年、倉敷生まれ。東京女子大学卒業。エッセイスト。食文化、暮らし、本のことをテーマに執筆をしている。『買えない味』でBunkamura ドゥマゴ文学賞受賞。著書に『夜中にジャムを煮る』『平松洋子の台所』『食べる私』『忘れない味』『下着の捨どき』など。

「2021年 『東海林さだおアンソロジー 人間は哀れである』 で使われていた紹介文から引用しています。」

平松洋子の作品

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