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- Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
- / ISBN・EAN: 9784105087029
感想・レビュー・書評
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感染症と人類の関係について詳細に議論が展開されてい。古代については資料が少ないために推論の多いのと、やや本文が読みにくいのが難点
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たとえ百万の軍勢であっても、病原体からしてみれば恰好の餌場に過ぎないのだ、なんてことを考えさせられる。
人栄える場所に疫病あり。殺し殺されのお付き合いのなかで寄生体との適応を果たしていく人類の歴史を、一般的な世界史と照らし合わせながら見ていくところが良い。
交通網の発達に伴い、疫病も海や草原を越えて交錯するようになり、免疫を持たない民族を蝕んでいくところが凄まじくて慄く。
病原体-ヒト(宿主)というミクロな寄生に対し、都市民-地方農耕民(余剰人口&食料の提供者)というマクロな寄生の在り方にも目を当てていて、面白かった。 -
世界史と疫病とを関連付けて考えようと取り組んだ本で、大変読みやすく、面白かった。文明・人種の交わろうとするところに疫病の発生の危険がある。
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