- Amazon.co.jp ・本 (404ページ)
- / ISBN・EAN: 9784105070816
作品紹介・あらすじ
無敵の経営者はなぜ宇宙を目指すのか? インターネット後の覇権を賭けた闘い。テクノロジーの力で世界を変革してきた二人の傑物、アマゾンのジェフ・ベゾスとテスラのイーロン・マスク。彼らが人生を賭けた挑戦の舞台に選んだのは、冷戦終結後に目標を見失い停滞する宇宙産業だった。人類最後のフロンティアに挑む二人の熾烈な競争と、彼らの参入で新たな黄金時代を迎える宇宙開発の最先端を描き出す。
感想・レビュー・書評
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久しぶりに本を読了。そのため、評価が甘いかも。
宇宙に関心がある自分としてはワクワクする内容だった。スペースシャトルがもう長らくアメリカでは発射されていないなんて知らなかったし、技術進歩も思うように進んでいないとは知らなかった。
そこに民間の企業が切り込み、一個人(大富豪ではあるが)が前へ進める姿は素直に感動。アメリカだからだなーで終わらせたくない話。
自分も何か未踏の分野へ貢献したい、そう強く思わせてくれる本だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
う〜ん、このタイトルはどうなんだろ。確かにベゾス(ブルーオリジン)とマスク(スペースX)のライバル関係がイノベーションを促している面はるだろうが、特段の交わりがあるようには見えない。それに、リチャード・ブランソン卿も重要なポジショニングをとっているはずで、なぜ軽んじた扱いになっているか納得感がない。
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【所蔵館】
総合図書館中百舌鳥
大阪府立大学図書館OPACへ↓
https://opac.osakafu-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2000941118 -
面白かったけどちょっとわかりづらかったな〜
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面白い。宇宙産業はものすごく興味ある中、この本の中で1人も日本人が出てこないところも興味がある。日本は国産とはいえ、すでに軌道飛行に成功している国で実力もあるにもかかわらず、こういうイノベーションに顔を出してこないところが気になる。
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amazonのベゾス、テスラのマスク、ヴァージンのブランソン、マイスロソフトのアレン、4人の大富豪が私財を叩いて宇宙開発に取り組む様を描いている。それぞれ個性が出ていて興味深いが、使い切れないほどの財産を築きあげると、揃いも揃って子供の頃の途方もない夢の実現に邁進するのはなぜだ?それだけの財産を使う使い道が、ほかに見つからないからなんだろうな。
身近な問題の解決に、もっともっと財産を注ぎ込んで欲しいものだ。 -
自分がやりたい(Will)ことが、出来るようになる(Can)ためのステップについて学べた。
・初めはできるはずがないと思え
・出来そうにない
・出来ないはずはない
イーロンマスクなど挑戦者の気持ちが少しだけ理解できたかも。 -
4人の億万長者の宇宙に挑戦する物語
●宇宙時代の幕開けから約50年間、宇宙空間まで達したロケットが地上に垂直に着陸した事は1度もなかった。それが今ひと月足らずで2回行われた。NASAに出来なかった偉業を民間ブルーオリジンとスペースエックスにより成し遂げられた。
●イーロンマスクは新聞のオンライン化を支援する「ジップ2」と言う会社を立ち上げ1999年にコンパックに3億ドルで売却。次にインターネット銀行エックス.comを設立しPayPalと合併後2002年7月eBay 25億ドルで売却。マスクの純資産は1億8000万ドルに膨れ上がったマスクを31歳だった。
●過去40年、ロケット技術はほとんど進歩していなかった。
●スペースシャトルは安全かつ安価な宇宙船を目指したものだったが、どちらも実現できなかった。2回の悲惨な爆発事故で14人の宇宙飛行士の命が奪われ、これ以上ないほど高価で危険な宇宙船とみなされるようになってしまった。
●2008年スペースエックス。NASAからの宇宙船ドラゴンで国際宇宙ステーションに物資を最大12回運ぶ総額16億ドルの大きな契約だった。その頃はまだベゾスは相変わらずゆっくり試験を積み重ねていた。
●スペースエックスと対立しているアライアンスは、ロッキードとボーイングのコングロマリット。このロケットの使われているエンジンはロシア製だった。そこを勧められたのだが、アライアンスの秘密兵器はベゾスの作ったブルーオリジンと言う会社のロケットエンジンだった。
●マスクにとって気に入らない事は、ブルーオーシャンやバージンがしようとしている事は宇宙空間に行ったといってもあくまで弾道飛行に過ぎない。しかしスペースエックスは軌道に到達している。この違いだ。
●兎→突き進め。限界を打ち破れ。
●亀→ゆっくりはスムーズ、スムーズは速い。
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* グイグイ読めて読み物として面白かった。実際はマスクとベゾスだけでなくリチャードブランソンとかポールアレンとかも出てくるので、米国を代表する宇宙ベンチャーの挑戦が書いてありワクワクできる。(題名としてベゾスvsマスクとしたかった訳者の意図も分かるけど)
* ベゾスがBlue Originを本当にゼロベースで、仕事の合間にホワイトボードにブレストするところから始めるストーリーとかは、宇宙だろうがウェブサービスだろうが、やっぱりここから始まるんだと。妙に親近感が湧いてよかった。
* ベゾスもブランソンも一回死にかけてて笑った。悪運が強いっていうのか、ある種こういうとこでリスクへのリミッター外れるみたいなとこあるんだろうな。
* マスクが最初っからNASAにあんだけ食ってかかるの、中の人的にはマジでめんどくさいんだろうなー。よくまあ何も作ってない段階で、将来の顧客相手に訴訟起こせるわ。良くも悪くもやっぱり狂ってる、規格外。
* 一度他の何かで大成功を収めた、二度目のチャレンジができる成功者の特権として、資産も時間も全部ぶっこんで戦っているおっさんたちが、側から見ていてとても気持ちいい。とりあえず金だけ慈善事業に寄付なんてより、よっぽど夢のあるストーリー。 -
壮大な歴史を読んでいるようだった。
宇宙への夢、冒険心、命をかける人たち、全てがおもしろい!