うからはらから

著者 :
  • 新潮社
3.47
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本棚登録 : 225
感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104655045

作品紹介・あらすじ

「いい関係」でいたいからと三行半をつきつけられた室田、一人暮らしを始めた母、堅物だった父の再婚、義母の豊かすぎる悩み、大人びた倫土の不安、未来に立ちこめる暗雲…。

感想・レビュー・書評

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  • **男と女が同じ屋根の下に暮らし、その性差をときに楽しみ、
    ときに疎ましく思い、そしてしだいに何も感じなくなる。
    結婚とは互いに不感症になることで、そのバランスを保とうとする制度なのか。

     という疑問をもち、未来は離婚した。でも嫌いになって別れたわけではないので
    離婚後も会っている。
     実家に戻ったら両親は離婚し、残った父は再婚し連れ子もいた。

    とはいえ、深刻なストーリーでもなく、元夫は軽い印象(女好き)だし、
    父親も同じ感じだ。

    後半の展開には驚いた。

     伝わってくるメッセージはすごく現実的だけど、ストーリーは現実的ではない展開。
    うまい。本当にうまい。

  • 2023.02.05. 途中で断念

    今の私には合わない本だったようです。
    最初の未来の元夫の室田さんの話と
    未来の話の2話まで読みました。
    この2人や未来のチチのシゲルや 新しい義母のマリイと息子の倫土にも興味が持てませんでした。
    唯一ちょっと知りたいのは未来の母、シゲルの元妻でした。

    また時期が違えば楽しく読めるような気がする。

  • 文学

  • 結婚も離婚も大きな区切りとはならず、混沌としたまま続いて行く大家族。身につまされるところもある。

  • 男女と家族の関係は二階から目薬、それとも
    瓢箪から駒?離婚、更年期、ときめきと
    悩みの種…。ドタバタさえ愛おしくなる
    ファミリーロマンス。

  • 「いい関係」でいたいからと三行半をつきつけられた室田、一人暮らしを始めた母、堅物だった父の再婚、義母の豊かすぎる悩み、大人びた倫土の不安、未来に立ちこめる暗雲…。
    (アマゾンより引用)

    一話ごとのオムニバス。
    チチの再婚相手の子供がくっそ腹立つヾ(`Д´)ノ

    読んでてイライラするくらいに(笑)

  • 何を言いたいのか、最後まで読んでもイマイチわからなかった。山形弁と広島弁にニヤニヤ出来たので★2個。

  • やっぱり阿川佐和子の小説が好きだ。
    例に漏れず、この小説もとても面白くて、私にあっている。
    自由で、自由じゃなくて、かっこよくて、かっこわるくて、根が優しい人たちが出てくる。

    不思議な家族の物語。
    素敵なキャラクターがいっぱい。
    みっちゃんとか、ゆうちゃんとか、ムタムタくんとか、周りに出てくる人たちも、とても素敵なのは、みんな、自分の生き方で生きてるからだな、と思う。

    じぶんでいきてる。
    ほかの人がそうであろうと、どうであろうと、動揺しながら、動揺しながら、それでも自分で生きている、キャラクターばかりなのが、好き。

    2015.05.05

  • 出戻って実家に帰れば両親が離婚。父に若い奥さんが来て、その女性が子連れだったため小さい弟ができたりと未来(みく)の身辺は人の出入りが激しい。
    それでも、別れただんなと会って食事したり、彼氏を交えて家族と食事したりと新旧の付き合いが途切れていない。
    別れたら、それで終わり「はい、さようなら」という関係よりも、自分に関係のあった人とそういうつながりが残っていたらそれはそれで幸せそう。
    周りに人がたくさんいる生活にちと憧れた。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    「いい関係」でいたいからと三行半をつきつけられた室田、一人暮らしを始めた母、堅物だった父の再婚、義母の豊かすぎる悩み、大人びた倫土の不安、未来に立ちこめる暗雲…。

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著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

阿川佐和子の作品

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