- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104645015
作品紹介・あらすじ
何かしらの点で彼らは根本的に間違っている。なぜなら私が間違っているはずがないからだ、と宣う、ひねくれた学生の夢想を描いたデビュー作。第15回日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作。
感想・レビュー・書評
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ゴ○○○キューブはだめ!。
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森見さんのデビュー作ながら、すでに森見さん色が満開。そしてすごく直球。ストレートに苦悩が伝わり胸がいっぱいになった。後の作品のような豊かなストーリーがない分、心情が伝わりやすい。
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おバカな青春を軽妙な言葉遊びで駆け抜け、飽きさせることなく常に心をつかみっぱなしにする才能はここで既に開花しています。冒頭の一言から既にぐいっと話に引き込みます。最高だし最低の冒頭文。いいですねー。
小刻みに面白さを振りまく才能、一冊を読み通させる力が強いので本を読みなれていない人に特にお勧めです。かと思えば単純で一本調子という訳でもでも無いので、軽妙だけど読み応えも意外とあるんですよね。やはり才能にあふれた人なんだろうな。
でもがっぷり嵌れないのは僕の素養なので本には罪が無いです。面白い事は保障します、単純に好みの問題か。 -
面白かった。飾磨の「これは俺のゴンドラ」のくだりは特に好き。笑った。全体的に濃いキャラばかりだけど、みんな突き抜けてて良い。で、後半の切ない感じがホロリときて、いっそう良かった。男子では、ありませんが楽しく読めました。
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「夜は短し〜」を読んで森見小説にハマった直後に
これを読んでしまったため精神ダメージを受けてしまった…
似たようなノリで、面白いんですが
結末は「夜は短し〜」と全く違うので
「夜は短し〜」の前に読むことをオススメします。 -
チー牛の骨頂。キモいけれど、キモすぎて面白かった。言葉選びやフレーズが独特で、笑ってしまった。
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這本是作者第一本出道作,描寫五年級休學中的農學部大學生森本失戀後以及充滿男汁(作者用語)的生活。個人覺得很接近私小說,對於森本周遭的友人飾磨、高藪、井戸等人的描寫感覺很像是真有其人。整個故事的主軸是作者雖然失戀之後但還是不斷地在"研究"(其實根本就是跟蹤)前女友水尾,後來偶然發現另外一個對手遠藤(也是在跟蹤水尾)。作者的男性友人圈對於接下來即將到來的聖誕節戀人法西斯主義感到非常抗拒,想要辦一些活動來抵抗一下這些雙雙對對放閃的傢伙,於是竟然在四條河原重現ええじゃないか的活動。
這裡面其實真的就是京大生的活動範圍、日常生活(連附屬圖書館都出現了....),例如鴨川等間隔の法則,熟悉京都的人讀起來應該有種莫名的熟悉與親切感,這點是有趣的。但就作品內容而言,大學生的荒唐無稽以外,文學性還有待成長(這似乎是作者的第一本作品),標題的太陽之塔,是作者帶水尾去過的地方,也出現在水尾的夢中,但這個意象在最後是不了了之,內容比較像羅列紀錄。就算如此,確實蘊藏著很多可以發展的故事性。 -
初の森見登美彦さんでしたが、文体と人物の思考が面白くて笑ってしまった。ある意味突っ張った若い男衆の世界が新鮮だった。終盤ほろりとした。
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とてもクセの強い登場人物たちが生き生きと躍動する。そしてみんながとても愛おしい。ストーカーの鬱屈としたお話とあなどるなかれ、恋をしたい若者の眩しさ溢れる楽しい作品だった。