水曜日の情事

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 49
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104512010

感想・レビュー・書評

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  • DVD出せオラァ!

  • (DVDを検索してもなかったので、原作のほうで登録しました)

    先日、お昼過ぎに再放送してたドラマ「水曜日の情事」をたまたま見たら、つい見入っちゃって、不倫を描いてるんだけど、エロス全開の下品な感じではなくて、それでいて、人の細やかな感情を汲み取るようなミステリーっぽい雰囲気もあって(脚本が野沢尚さんなので)、こういう都会的で大人っぽいドラマって、今ないよなあとふと思ったりして、そんなこんなで、最後まで見てしまいました。

    普段、不倫がテーマのドラマなんて見ないんですが、「水曜日の情事」はおもしろかったです。

    脚本がよかったんだと思います(たしか、野沢尚さんは、ミステリーのドラマを書く脚本家さんなので、ほかの不倫ドラマとは、一味違ったんだと思います)。

    終わり方としては、道徳的な価値観に沿った終わり方だなあと思いきや、最後の電話で、「またこの不倫続くんかい!」とつっこみを入れたくなるような終わり方で、よかったと思います。

    しかし、佐倉詠一郎は、2人の女性の戦いに巻き込まれてしまったということなんですかね?


    あと、 本木雅弘さんの役の設定もよかったと思います。

    出版社に勤めてて、文学に詳しくて、知的で、そして、都会的な生活を送ってるっていうのが、本木雅弘さんに似合ってるなあと。

    そして、そんな設定なので、文学(小説)というフィルターを通して不倫を描いていて(佐倉詠一郎の心理描写など)、知的で下品にならないというか。

    あと、原田泰造さんの役もよかったと思います。

    文章を書く才能はあるんだけど、恋愛に対して純朴で。

    そういった部分を含めた、佐倉詠一郎と前園耕作との関係性や、対比で見せてく感じとか。

    あと、不倫うんぬんじゃなくて、銀座付近に住んでて、昼間は会社で働いて、夜はクラブ(DJがいるクラブじゃなくて、ママがいるようなクラブ)やバーに飲みに行ってとか、そういった都会的な生活を描いてるのもよかったと思います(今は、こういう生活を送ってる人って、あまりいなそうだけど・・・)。


    それと最後に、久保田利伸さんによる主題歌、「Candy Rain」も、ドラマの雰囲気に合っててよかったです。

  • 私の今までの人生で一番大好きな本だと思う。

  • 一気に読んだ。
    もう最高にスリリング。
    リアルタイムで見ていたドラマが思い出されて、懐かしかった。

    不倫なんてオレには絶対ムリ。
    こんなバイタリティはございません。

    そして、奥さんがとてもかわいそうになってなって、愛おしくなる。
    妄想の世界だけで充分です。

    もう一度読みたいし、もう一度視たい。

  • 本木雅弘さん、天海祐希さんでドラマ化されています
    小説と言うよりはシナリオ形式の著書なのでドラマを観てないとちょっと読みづらいかも
    (残念ながらDVD化されていませんorz)
    しかしここまで心理描写に長けた本は早々無いと思います
    ページを繰らずにはいられないほどスリリングな展開です
    結末がドラマと小説では違うのも又楽しいかも

    一読お薦めします

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