- Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104310029
作品紹介・あらすじ
尽きることのない創造への衝動、その原点たる少年期の追憶から、「全景1955‐2006」展へ向けての軌跡、創作の日々のなかで心に浮上する現在と未来を記録した待望のエッセイ集。
感想・レビュー・書評
-
独特のフォントや直島の銭湯や自由の女神が配置されてる元歯医者で名前を知ってたアーティストの大竹伸朗さんのエッセイ。
コラージュが1番有名とは不勉強ながら知らず。
何も見ずにちぎったチラシや本を貼っていくワークショップの話が面白かった。アーティストなのに見ないのだ。
ホントに些細な出来事や思ったことをきっかけに作品を作ってることが書いてあったりもした。
幼稚園にエロ本を持って行った話が笑った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「いったい○○とはなんなのだろうか。」というフレーズが何度も登場する。日常のなかにさまざまなものを見出し、それを問うという姿勢が結局のところ芸術家には必要なのだろう。
-
ふと頭をよぎるイメージを言語化するのが本当にうまい。その言葉が持つイメージの喚起力は、時に詩のようで、楽しい。
-
「既にそこにあるもの」の方が僕は好きだけど、こっちはむしろあっちに比べてより個人的な部分が多いかな、と。自分の確認作業として、半ばメモ的に、書き記している感じがする。のと、新潮連載をまとめたものということで、連続性の中にダレる部分がいくらか見受けられる。MOTでの全景の頃のものとかは、自分でもあの展覧を思い出してしまったりして、久しぶりにあの展覧で買ったトートバッグを使い出したりしている、ここ最近。(10/5/5)
-
いまにも、文字の塊が立体化して、飛び出てきそうな勢い。
-
新潮2009年3月号書評より