レベル7 新装版 (Miyuki Miyabe Early Collection)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 463
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (586ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103750062

作品紹介・あらすじ

"レベル7まで行ったら戻れない"。謎の言葉を残して消えた女子高生と、腕に「Level7」の文字を持ち、すべての記憶を失って目覚めた男女。少女を捜すカウンセラーの追跡行と、男女の自分探しが交錯するとき、かつてない凶悪事件の闇が暴かれる。

感想・レビュー・書評

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  • 分厚い一冊だったが一気読み。
    クスリを使って記憶まで封印されるなんて。怖すぎ。
    妄想の精神科病院が夢に出てきてしまった。
    途中から三枝がプロローグの男だと確信。そこから先が気になってサクサク読み進められた。
    でも、なんだかなー...
    衝撃的な展開とまではいかず。。
    普通に面白かった。

  • 記憶喪失になった若い男女、失踪した美しい少女、房総の別荘地で起こった2家族射殺事件、20年近く前に起ったホテル火災…。

    いくつかの事件が1人のビジュアルもキャラクターもダメダメな典型的悪役ジジイ(政治家や暴力団とお友達の地方出身の病院長。こりゃ悪そう!)に集約されてゆく。

    組織にありながら己の良心に忠実でありたいと決意する若医者、ピュアなお兄ちゃんとお姉ちゃん、過去にキズがあるからこそ人間の美しさと汚さの間を縦横無尽に行き来して物語を1つのカタチにまとめていくおじさん。

    ページをめくれば、文章力も構成力もハイレベル&ちゃんと伏線も回収するよ!な世界が待っていました。
    なかなか面白いお話だったよ♪

  • 分厚い本だが、一気読み。面白かった。

  • 久々の宮部みゆき。

    分厚かったので期限内に読めるか(図書館で借りたので)心配だったけどあっという間に読めた。

    関係ないと思ってた人たちが最後は繋がりなるほどな、と。
    悪は最後まで悪で逆に気持ち良かった。

    真行寺家族にほっこりさせられた。

  • 途中まで、2種類の小説を読んでいるような感じですが、少しづつ交わっていきます。最後には、きれいに重なり謎が解けます。
    面白かったです。

  • 長かった!話が交わる所は物足りなさを感じたし、閉鎖病棟とか夢に見そうだけど面白かった

  • すごく分厚かったけどどうなるのか気になり一気に読みました。
    レベル7がどういう意味かいまいち期待はずれで、仮想世界に行けるゲームとか、なんかもう少し深みがあったらいいと思った。真行寺一家がかわいくてかっこよくて好きです。祐一と明恵は記憶喪失の間も互いに親しみをもち、想いあってる感じでよかった。

  • かなりの長編を一気に読み終えました
    面白かった~~
    悪人の表現が極悪ではなく、ちょっと気になったかな

  • 久々に読んだ宮部みゆきの長編。タイトルが馴染めずに、この有名な作品を先延ばしにしていたけど、やはりこの著者の素晴らしさを実感。最初は謎すぎて、SF?みたいで、しんどいけど、読み進むうちにはまってくる。最後のどんでん返しの繰り返しは圧巻。伏線をきっちり閉じて肚に落ちる。
    好みとしては、やはり火車、模倣犯かな。

  • 複線や謎が解けた時に爽快感がすごかったです。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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