レールの向こう

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 55
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  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103740063

作品紹介・あらすじ

川端康成文学賞受賞記念の短篇集。「沖縄の私小説を書いてきた」作家の新境地。沖縄に生きて、その風土を呼吸しながら創作を続けてきた八十九歳の作家の、初の私小説。時の移ろいを生き抜く老年の日常。妻の入院をきっかけに、出会ってきた人々の面影とともに、遠い記憶が鮮明に蘇り、いまを生きる私を、強く激しく揺り動かす――川端康成文学賞を受賞した表題作と新作『病棟の窓』を収録する、最新作品集。

感想・レビュー・書評

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  • 沖縄の文豪、大城立裕さんが亡くなられた。
    ファンというほど著書を読んでいないが、「琉球処分」は読みやすくわかりやすく、沖縄の歴史を小説にするという手法がいいなと思わされた。
    そんなわけで図書館で探してみたが、こういったエッセイというか私小説風なものしかなく、晩年のつれづれとした文章を読ませていただいた。感想もなにもないのだが、沖縄という土壌で大城さんのような方が育ったというのは誇らしい気持ちである。

  • 山原者 やんばらー

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著者プロフィール

大城立裕(おおしろ・たつひろ)
1925年沖縄県中頭郡中城村生まれ。沖縄県立二中を卒業後、上海の東亜同文書院大学予科に入学。敗戦で大学閉鎖のため、学部中退。’47年琉球列島米穀生産土地開拓庁に就職。’48年野嵩(現普天間)高校教師に転職し文学と演劇の指導にあたる。’49年『老翁記』で小説デビュー。’59年『小説琉球処分』連載開始。’67年『カクテル・パーティー』で芥川賞受賞。『恩讐の日本』、『まぼろしの祖国』、『恋を売る家』など著作多数。また沖縄史料編集所所長、沖縄県立博物館長などを歴任。

「2015年 『対馬丸』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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