どうやら僕の日常生活はまちがっている

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 2564
感想 : 177
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103528821

作品紹介・あらすじ

初小説も収録! 累計10万部突破の前作に続く、待望の最新エッセイ集。喉に刺さった魚の骨に悶絶するやいなや、スピーチを頼まれた同級生の披露宴をすっぽかす。地球最後の日に食べるものをひたすら想像しながら、寅さんの映画に突然涙する……。あの不敵な笑みを浮かべながら、ハライチ岩井が平凡な毎日に一撃を食らわせる。書き下ろしエッセイ、自筆イラストも収録した、読めば世界が変わる最新刊。

感想・レビュー・書評

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  • ハライチ・岩井勇気氏二冊目のエッセイ集に短編小説が含まれた本。もうずいぶんハライチの漫才を見ていないので、岩井氏がどんなネタをやっていたのか忘れてしまったけど、『毒舌キャラ』だったのだろうか?わりあい毒舌系の文章で、それなりに楽しめはしたけれど、一冊目のほうは読まなくてもいいかな…。

  • 岩井さん著書2冊目。とても素晴らしかった。異様に捻じ曲がった性根を存分にみることができる内容で文句なし。文章はシンプルで読みやすく描写が綺麗なのでオススメしやすい。

  • 待望のハライチ岩井のエッセイ第二弾!!
    前回のエッセイがめちゃくちゃ面白かったので、期待値のハードルはかなり上がっている。
    しかし、「はじめに」の呪詛めいた文章を読み本編が面白いことを確信しました笑

    第一話目の「喉に刺さった魚の骨が取れない」
    話の構成からオチに至るまでセンスの塊というか
    まるで落語のようで、素晴らしいし、本当に面白かった。
    前回もそうだったけど、日常にあるほんの些細な出来事をここまで面白く文章に出来るのは、やはり才能だと感じました。

    「混浴のセオリーに裏切られた屈辱」
    この話も大好きなんですが、男のアホさというか、情けなさを見事に描いていて秀逸です!
    男友達と旅先で混浴風呂に行き、
    「女の子いるかなぁ」などと言っていた僕らが、
    本当に若い女の子がいることを想定していなかったのだ。
    そして次の瞬間、急に恥ずかしくなった。
    混浴に綺麗な若い女の子がいると、ラッキーでも興奮するでもなく、自分が裸でいることが恥ずかしくなるのだ。(一部抜粋)

    「誕生日のプレゼントに貰ったVRの機会」
    の中の最初の一文

    自分の誕生日というものがあまり得意ではない。
    祝われるのが嫌いというわけではないのだが、
    いざ、祝われたときに、僕が喜ぶ様子を相手は
    楽しみにしてるんだろうな、ということを考えてしまい、「さぁさぁ 喜んでるところを見せてくれよ」という一種の今日はくかんねんのように感じてしまうので、もう純粋に喜べない。

    自分も誕生日を祝ってもらうのが好きではないし、
    この感情もすごくわかります…
    こういう細かいところでも、ハライチの岩井と共感できる部分が多々あって、どの話もそれぞれ凄く面白かったです。

    そして最後に、とても短かったですが、初の小説も載っています。
    「はじめに」の文章を読んだ後だと長編小説など
    まず書かないと思いますが、いつかハライチ岩井の新たな小説が読めることを願っています。

    • naonaonao16gさん
      おはようございます。

      岩井の同窓会のエピソード大好きなんですよね。
      彼のひねくれた感じはエッセイ映えしそうですもんね(笑)
      前作まだ文庫化...
      おはようございます。

      岩井の同窓会のエピソード大好きなんですよね。
      彼のひねくれた感じはエッセイ映えしそうですもんね(笑)
      前作まだ文庫化されてないですよね?ちょっと文庫待ちます(((o( ˙꒳​˙ )o)))ワクワク
      2021/11/04
    • sinsekaiさん
      naoさんいつもコメントありがとうございます。
      是非、文庫化されたら読んでください。
      めちゃくちゃおすすめです!
      naoさんいつもコメントありがとうございます。
      是非、文庫化されたら読んでください。
      めちゃくちゃおすすめです!
      2021/11/04
  • 暗闇ボクシングについて。
     以前友達に誘われた[暗闇ボクシング]という暗闇の中でノリのいいクラブミュージックをかけながらボクシングをするというジムは…
    僕の中で大事な何かが失われる気がして
    脊髄反射 で、断ってしまったのだ。
      (大事な何か が失われる。  ハハハ、)


    セルフラブヨガ
     直訳すると、[自分を愛するヨガ]。
    ヨガという重い扉を初めて押し開けようというのに、
    その奥の隠し扉まで一緒に開けてしまうような気がした。
      (その奥の隠し、トビラ… って。 ハハハ)
     
     
    珪藻土バスマットをめぐる母との攻防について
     (岩井さんのお母さん好き…私も同じ感じ ハハハ)

    岩井さんの本は、どれも
     ゆるーく、気楽に読めて、 
     ゆるーくニヤニヤ、笑える 
     癒し的読書に
     なんとな~く、おすすめします

  • 昼間のワイドショー「ぽかぽか」でMCを務めているハライチの岩井勇気さん。澤部佑さんが目立っていたのだが、三時間の生放送となると自然と生身が出るようで、岩井さんのおもしろさがジワリとにじみ出てきた。

    日頃の不満や不安、失敗に後悔、人間の裏の部分を恥ずかしく思いながらもぽつりぽつりと語る。そこまではないだろうと思っていると、いつまにかコントや漫才の舞台を見せられているようだ。

    漫才は二人で漫才、コンビが大事、そんなハライチの裏側が岩井さんから見れますよ・・・・。

  • ハライチの岩井さんのエッセイ第2弾。全体的に前作よりもパワーアップした感じがした。巻末には初めての書き下ろし小説も収録。日常に根ざしたエピソードと絶妙な文章でどういうわけか癒される。今回は前作以上に岩井さんのお母さんが出てくるエピソードが入っていたが、自転車購入や珪藻土マット取り替え、子供時代の団地の思い出などでのこの2人の掛け合いというか関係性が、とても面白かった。その他には休日に訪れたお茶の水の楽器店の話なども岩井さんの自意識過剰ぶりがよく表れている。人を笑わせる仕事をしている人の観察眼やツッコミはやはりすごいなと思った。

  • あー、面白かった。一気読みしてしまって、もう読めないのかと思うと残念。
    岩井さんの一人語りライブに行ってきたかのような感覚。思わず笑ってしまう話をたくさん聞かせてもらえた。
    暗闇ボクシングの受付の様子、嘘みたいなヤンキーの喧嘩、母親との攻防、どれも楽しかったけれど、一番は前書きかもしれない。岩井節炸裂。
    次作も楽しみにしているので、書いてほしい。

  • やはり芸人のエッセイは面白い。
    日常の出来事にしっかりオチがある。
    自分の生活にも潜んでいる面白い出来事を見つけたい。

  • 完全にエッセイの書き方を覚えた岩井さん。
    内容的にはデビュー作のほうが好きでしたが、
    こちらも笑えます。

  • 岩井勇気さん2作目のエッセイ集

    1発目の「喉に刺さった魚の骨が取れない」話から岩井節全開で面白い!若林さん星野さんのエッセイも好きやけど岩井さんのエッセイはそれを超えるくらい好きかも!

    すごいクセのある妄想もあればすごく共感できる感情とか行動もあってめっちゃ面白い!岩井勇気さんをさらに好きになった!

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著者プロフィール

岩井勇気(いわい ゆうき)
1986年、埼玉県生まれ。幼稚園からの幼馴染だった澤部佑と2005年に「ハライチ」結成。結成後すぐに注目を浴びる。ボケ担当でネタも作っている。アニメと猫が大好き(写真は飼い猫のモネ)。特技はピアノ。2019年9月26日、初の著作となる日常系エッセイ『僕の人生には事件が起きない』を刊行。

岩井勇気の作品

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