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- Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103514626
作品紹介・あらすじ
我々に可能なのは、盗むことだけ――。「ポスト真実」の時代を射貫く話題作。1980年代に海外進出を果たしたバンド「ダンチュラ・デオ」は実在したのか? 原曲を丸パクりして証明すると嘯くギタリストの喜三郎に惹かれる僕。慶大生バンドの戯れは、やがて歴史的陰謀の情報戦へと巻き込まれてゆく。フェイクがオリジナルを炙り出し、真実がウィキペディア的に編集される時代の狂騒と不気味を描く。
感想・レビュー・書評
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嘘のはずが本当になっていく瞬間瞬間が怖い。
突然世界が塗り替わるような恐怖がじっとりと重なっていく。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Wiki上の記事というメタを使ってある架空のバンドの成り立ちと国際的陰謀に振り回される姿を描写する試みは面白い。何が真実で何がフェイクなのかがわからなくなっていく様は著者の意図のとおりなのだろう。一方でやや物語としては深みに欠けるので、感情移入はしにくかったところもあった。
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