アフター・ビットコイン2 仮想通貨vs.中央銀行 :「デジタル通貨」の次なる覇者

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103512820

感想・レビュー・書評

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  • 第一人者の仕事であり、関係者必読。このレベルかつ網羅性のある本が日本語で読めることに感謝したい。

  • Facebookのリブラ。中国のデジタル人民元の実証実験。ECBや日銀のデジタル通貨の研究。何か大きな転換点になりそうだが、新聞やネット記事での断片的な情報ではどうにも理解が進まない。
    本書はビッドコインが一世を風靡した後の仮想通貨の現状、デジタル通貨の意味合い、中央銀行の狙いや現状などを専門知識がない者にも極めて分かりやすく整理してくれる。
    知らないことや誤解していたこと。分かったつもりだったが、実は理解がゴチャゴチャになっていたこと。今この場で他人に説明できる自信はないが、自分の中ではとてもスッキリした。
    このような一冊があることが大変ありがたい。

  • 暗号資産と中央銀行の関係ってどうなんだろうね。
    NFTとか理解が難しい。

  • 前作「アフター・ビットコイン」に続きがあることを知り、一緒に図書館で予約。USDTなどのステーブルコインにこんな落とし穴があるとは思ってなかった。裏付け資産なんて言葉は前作で初めて聞いたが、そこまで知らないとあらためてリスクはとれんと思ってしまった。

    あと、リブラ。フェイスブック(今はMetaか)が世界を揺るがしてたことにはちょっとかっこいいと逆に好感をもった。まさか中央銀行になるなんて誰も思わねぇだろうな!そのくらいの勢いだったとは。

    あとは各国の中央銀行がデジタル通貨(ブロックチェーン)を発行しようとしてる。なかでも中国は本当にしたたかでキレものだと思った。政府というか中枢が本当に優秀なんだろう。そして侮れないのがカンボジア、そしてバハマという先進国に一歩届かない国までもデジタル通貨の発行(開発)に勤しんでる事だった。

    これも2020年の本。
    世界は動いてる。
    自分が思うより速く、物事は進んでる。

  • ■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
    【書籍】
    https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1001175078

  • 「CBDC 中央銀行デジタル通貨の衝撃」と同様のことが記載されている。
    デジタル通貨をめぐる昨今の動きを分かりやすく解説されている。デジタル通貨は、民間企業、民間銀行、中央銀行の3者が、それぞれの目的に基づいて発行を目指し、競争しているとの現状があり、様々な観点で競争を見つめる必要がある。

  • 何周回遅れかで仮想通貨関連の動向に少しでもキャッチアップすべく。2020年出版なのですでに陳腐化している話題もあったけど、リブラが他の仮想通貨と何が違ったのかや、CBDCの流れを大掴みするには十分有用だった。

  • 日銀出身の著者による各種ブロックチェーンの暗号資産のタイプやCBDCとの違いの解説。
    世界の中央銀行の2割が6年以内にCBDCを発行する計画があるとのこと。フェースブックのリブラや中国の動きに刺激され、以外とスピードが速いのかも。

  • ビットコインも、アフタービットコインも、その後の商品もやっぱりよく分からんので手は出せん(笑)

  • 前作からさらに状況は変わっている。ビットコインはまだ伸びてるし、リブラはコケた。でもCBDCへの流れは変わらない。よく状況をフォローして、10年後の世界を思い描けるようにならないと。

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著者プロフィール

中島 真志(ナカジマ マサシ)
麗澤大学経済学部教授
1958年生まれ。日本銀行を経て、現在、麗澤大学経済学部教授。

「2023年 『金融読本(第32版)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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