大家さんと僕

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 596
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103512110

作品紹介・あらすじ

一風変わった大家さんとの“二人暮らし”の日々は、ほっこり度100%! 1階には大家のおばあさん、2階にはトホホな芸人の僕。挨拶は「ごきげんよう」、好きなタイプはマッカーサー元帥(渋い!)、牛丼もハンバーガーも食べたことがなく、僕を俳優と勘違いしている……。一緒に旅行するほど仲良くなった大家さんとの“二人暮らし”がずっと続けばいい、そう思っていた――。泣き笑い、奇跡の実話漫画。

感想・レビュー・書評

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  • R4.3.22 読了。

     優しいタッチのイラストと矢部さんと大家さんのほのぼのした感じが良いですね。
     いくつになっても友達を作ることができるんだなあと勇気をもらいました。

    • scentさん
      私も以前読みました。
      大家さんの ほっこりしたお人柄との 交流は素敵ですよね。 
      私も以前読みました。
      大家さんの ほっこりしたお人柄との 交流は素敵ですよね。 
      2022/03/31
  • 今日から年末年始休暇、昨日までの忙殺された日々から休日モードへ切り替えを(・へ・)へ…?

    話題作でしたよねー。

    今更感がハンパないですが、未読なものはしかたない( ˇωˇ )

    いやぁ~ホッコリしますねぇ。
    大家さんとの日常かぁ。

    お家で((* _ω_)ゴロ(_ω_* )ゴロしながらcoffee片手にサクッと読み終えましたが、ほうじ茶の方がよかったなぁ(笑)


    第22回手塚治虫文化賞短編賞受賞!
    芸人初の快挙!に続き
    『ダ・ヴィンチ』ブックオブザイヤー 2018受賞!
    オリコン年間BOOKランキング タレント&コミックエッセイ2018 1位!
    も受賞し、なんと3冠を達成!

    行列のできる法律相談所、世界一受けたい授業、王様のブランチ、
    朝日・読売・毎日・東京新聞、ノンストップ、オリコンニュースなど各メディアで続々紹介!
    SNSでも話題沸騰!

    シリーズ累計120万部突破の大ヒット!

    傑作漫画に、日本中、みんなほっこり。


    率直にいって、傑作だ。
    美しい愛の物語だ。素直に感動した。
    いしかわじゅん(漫画家)

    独りであることを、そして年を重ねることを
    そっと見守ってくれる他人がいる。
    そんな美しき現実があることに
    涙が噴出した。
    ヤマザキマリ(漫画家)

    この時間が、永遠のように思えてくる。
    糸井重里(コピーライター)

    エッセイ漫画って難しいんですよ。普通は面白くなんないんですよ。
    なのにいきなり面白いってどういうことですか!
    東村アキコ(漫画家)

    全頁、私の人生に最も欠けている時間でした。
    心に壁を作らない生き方が、羨ましくてたまらない。
    朝井リョウ(小説家)

    こんなにも「誰かに薦めたい」と思ったのは初めて。
    凄く温かで優しさがあり、愛に溢れた面白漫画です!
    平愛梨(女優・タレント)

    「男女間で友情は成立するか?」なんて命題は不毛。
    だって、大家さん(87歳♀)と賃借人(芸人39歳♂)でも成立するんですよ。
    能町みね子(漫画家・エッセイスト)

    メディア掲載レビューほか

    カラテカ矢部が描いた“大家さん"が、大人の女性に好かれた理由

    顔を見たらわかるかもしれないが、「お笑いコンビ・カラテカの矢部太郎」と紹介されても、おそらくはあまりピンと来ないだろう。そんな微妙な立ち位置の芸人である「僕」と、ひとつ屋根の下で同居する87歳の老婦人「大家さん」との交流を描いたコミックエッセイが大ヒット中だ。

    何かと「僕」に声をかけ、お茶や食事に誘い、世話を焼く「大家さん」。一方の「僕」も、「大家さん」の思い出話に耳を傾け、困った時には手を差し伸べる。

    「本に描かれるふたりの関係を見ていると『ほっこり』するんですよね。それでいて、いつかは終わりが来るかもしれない『もの哀しさ』もどこかに感じられる。そんなふたつの味わいが絶妙にミックスされている点を評価していただいているように感じています」(担当編集者)

    主な読者層は30代以上の女性。当然(?)、芸人としての著者のファンが中心ではない。

    「みなさん、大家さんに女性としての憧れを抱くようです。こういう風に歳をとりたい、暮らしていきたい、と。離婚をご経験されていたり、家族やお友達を亡くされたり、辛い思いもされているのにユーモアがあって、上品で。旬な食べ物を味わい、草木の変化を楽しんで、季節を大切にしながら暮らしているのも素敵ですよね」(担当編集者)

    超高齢社会・日本。世代を超えた関係を見つめ直すきっかけにしてみては。

    評者:前田 久

    (週刊文春 2018年2月8日号掲載)

    内容(「BOOK」データベースより)

    誰かと暮らす幸せ。泣き笑い奇跡の実話漫画。手塚治虫文化賞短編賞受賞。

    • ヒボさん
      作中で大家さんがひたすらほうじ茶推しでしたからね((推ω推))
      作中で大家さんがひたすらほうじ茶推しでしたからね((推ω推))
      2023/12/29
    • かなさん
      ヒボさん、なおなおさんも
      今年もどうぞよろしくお願いします(*^^*)
      私、まだこの作品、未読で
      今更感もヒボさんのレビュー読むまで感...
      ヒボさん、なおなおさんも
      今年もどうぞよろしくお願いします(*^^*)
      私、まだこの作品、未読で
      今更感もヒボさんのレビュー読むまで感じてませんでしたが(^-^;
      結構私好みっぽいので、いつか読むことにします…!
      今年初めの、いつか…そのうち、です(笑)
      そのときは、ほうじ茶頂きながらにしますね♡
      2024/01/03
    • ヒボさん
      かなさん、こちらこそ本年も宜しくお願いします(´▽`)♪

      これきっとかなさんの好きな感じだと思いますよ。
      ほうじ茶飲みながら楽しんでくださ...
      かなさん、こちらこそ本年も宜しくお願いします(´▽`)♪

      これきっとかなさんの好きな感じだと思いますよ。
      ほうじ茶飲みながら楽しんでください♪
      (´・ω・)っ旦~
      2024/01/04
  • いわた書店の一万円選書のブックリストから購読。
    ほのぼのとした癒しの漫画でした。

    著者であるお笑い芸人の矢部太郎さんと87歳の大家さんの日常を描いたストーリー。
    家族でも親戚でもないけど、すごくいい二人の関係がすてきでした。

    • アールグレイさん
      なべさん★こんばんは

      大家さんと僕、これからという本も読みました。僕のお父さんという本もあり、ゆったり読みたい時にいいです。
      なべさん★こんばんは

      大家さんと僕、これからという本も読みました。僕のお父さんという本もあり、ゆったり読みたい時にいいです。
      2022/10/30
    • なべさん
      アールグレイさん、こんばんは。
      コメントありがとうございます。

      続編もあるんですね。
      読みやすくて、癒されるのでゆったり読みたい時に最高の...
      アールグレイさん、こんばんは。
      コメントありがとうございます。

      続編もあるんですね。
      読みやすくて、癒されるのでゆったり読みたい時に最高の本ですね。

      これからもよろしくお願いします。
      2022/10/30
  • ずっと忙しくて、それでも読めそうな本だったので
    寝る前に読んでいました。
    ほっこりとした内容でとても癒やされました♡


    ここのところ忙しい上に、いろんなことが重なってしまいました。
    そのひとつは…庭木の伐採処分。

    我が家には三本の柿の木があるのですが、
    今年は例年になく、たくさんの実をつけたのですが
    毛虫がはじめて大量発生してしまい、
    庭中の木を殺虫消毒し、急いで伐採処分することにしました。(合計8本)
    木の手前に植えていた野菜の苗(合計6種類)も一緒に抜いて片付けました。
    毛虫は大の苦手で、しかも暑い日で大変でした。
    シルバー人材センターなどの業者さんに頼もうと探したのですがすぐに頼めそうもなくて自分たちでやることにしたのです。

    でもずっと木の手入れが気になっていたので思い切ってやれて良かったと思ってます!!

    実家の方もついでにやり、とても疲れました。

    • ヒボさん
      柿の木は「さくい」(⟵完全に方言ですよね^^;)から登ったらあかん!って(笑)

      知らずに漆の木に触ってかぶれたことも思い出しました^^;
      柿の木は「さくい」(⟵完全に方言ですよね^^;)から登ったらあかん!って(笑)

      知らずに漆の木に触ってかぶれたことも思い出しました^^;
      2023/10/07
    • チーニャ、ピーナッツが好きさん
      ヒボさん「さくい」知らなかったので調べてみました。裂けて折れやすいってことなんですね。
      関西の方でしょうか…ね……⁉
      滋賀県だとしたら…一度...
      ヒボさん「さくい」知らなかったので調べてみました。裂けて折れやすいってことなんですね。
      関西の方でしょうか…ね……⁉
      滋賀県だとしたら…一度だけ行ったことあるんですけれど…。良いところでした♡

      漆の木はかぶれると…そう言えば聞いた事ありますよ…。
      ほんとの話なんですね‥!!
      大変だった事思い出されてしまったのですねー(>_< )
      2023/10/07
    • ヒボさん
      関西弁ですね。
      滋賀にも単身赴任で7年半いましたよ。
      子供時代の懐かし思い出です。
      関西弁ですね。
      滋賀にも単身赴任で7年半いましたよ。
      子供時代の懐かし思い出です。
      2023/10/07
  • 大家さん素敵だな。矢部さんがはじめ距離感に戸惑いながらも寄り添って2人して成長?していく所が面白い。かわいくて素朴な絵もぴったり。『「大家さんと僕」と僕』から先に読んでしまってて、その後を知ってるためちょっと切ない気持ちになった。

  • はじめに、「この物語はフィクションです。僕から見た大家さんを描いたものです」と矢部さんの言葉が添えられていて。

    あぁそうだなぁ、分かったつもりになっていても、他人の思うことなんて絶対分からないなぁと。

    大切な人を亡くした時のことを思い出しました。


    それまで私は自分が相手にとって特別な存在だと疑わなかった。
    でもお葬式で、その人のことを大事に思う人や私の知らないその人を知る人がたくさん来ていて。

    その人にとって私は"たくさんいた人の中の1人"にすぎなかったのかもしれないと。
    その人が私をどう思っていたのか、私はその人のことを、全然分かっていなかったのかと、不安になりまして。

    この先誰かを失う度に、その人を理解しきれていなかったことを思い知るんだろうなぁと。
    ありがとうも大好きも伝え足りなかったと寂しく思う。



    矢部さんから見た大家さんは矢部さんのことがとても好きなように見えます。大家さんが何を思っていたのかは大家さんにしか分からないけど、受けた優しさ、愛情はきっとそこにあったもの。
    異なる人生を生きてきた2人の時間が交わって、よかったですね。

    • 大野弘紀さん
      そこに愛情はあったと思えるというのは
      どこか救いにも似ていますね。

      そこに愛情はあったと思えるというのは
      どこか救いにも似ていますね。

      2020/01/05
  • 大家さんも矢部さんも、なんて可愛らしいんだろう。クスッと笑えて優しい気持になりました。
    毎日の生活の中で、大家さんの戦争体験や死を近くに感じる事、矢部さんの仕事で上手くいかなかったことが、少し切ない。でも、二人の柔らかな関係の中で、温かく包んで何気ない毎日が続いていく。そんな感じでした。
    こういう大切に思いあえる相手がいるって素敵なことですね

  • 大家さんとの交流を描いたコミックエッセイ。
    ほっこりします。

    芸人の矢部太郎さんが引っ越したのは、1階に大家さんが住む家の2階。
    87歳という高齢の大家さんは上品で優しく、長く一人暮らしなので、ちょっとだけ世間とは、ずれているかも…でも、時にはけっこう行動力も見せるんですよね~。

    最初はお茶をと誘われても戸惑い、あっさり断ってしまう太郎さん。
    ああ、この年代の人ならば普通のことなのに。
    私も学生時代に大家さんが隣に住んでいるアパートにいて、大家さん夫婦は80を超えていたと思うので、懐かしく思い出します。
    お家賃払う時におしゃべりしたけど、カップヌードルが年寄りには量が少なくてちょうどいいとか、おばあさんは「だんなさんとは手をつないだこともない」と言ってました(笑)

    合鍵で勝手に部屋に入ってしまうこともある大家さん。
    でもいつも穏やかな態度で、世間知らずっぷりがいとおしい。
    一緒に食事をしたり、伊勢丹に行ったり、ついには旅行までするお付き合いに。
    大家さん、嬉しかっただろうなあ…

    この暮らしがずっと続けばいいと思うほどだったと。
    そうですね。
    こちらもそう願ってしまいました。
    心温まります。

  • 図書館の返却されたばかりの本が置かれているコーナーが大好きです。
    「こんな本があるんだ!」や「そういえば、これ読みたかったやつ!」といった出会いがあるからです。
    この本もそんな偶然で見つけた本です。

    専ら、やれ殺人だ、やれ犯人は誰だといった本ばかり読んでいるので、人が死んだり、伏線を回収したりする事がなく、唯々心温まり、少しクスッとする事ができました。

  • 終始可愛らしい大家さん。
    矢部さんとのジェネレーションギャップも微笑ましい。ご飯を一緒に食べたり旅行に行ったり、大家さんと住人という不思議な関係性だけど、それがまたとてもしっくりくる。
    絵も可愛くてすごく読みやすい。面白かった。

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著者プロフィール

絵 矢部太郎
1977年生まれ。東京都村山市出身。芸人・マンガ家。1997年に「カラテカ」を結成し、舞台やドラマ、映画で俳優としても活躍。初の著作『大家さんと僕』で第22回手塚治虫文化賞短編賞を受賞。『大家さんと僕 これから』『ぼくのお父さん』(すべて新潮社)、『マンガ ぼけ日和』(かんき出版)などの著作も持つ。週刊マンガ雑誌『モーニング』(講談社)で「楽屋のトナくん」を連載中(2023年6月現在)。

「2023年 『10歳からのもっと考える力が育つ20の物語  二代目童話探偵シナモンの「ちょっとちがう」読み解き方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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