テレビの荒野を歩いた人たち

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 36
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103394228

作品紹介・あらすじ

未知のニューメディア「テレビ」に挑んだサムライたち、かく戦えり! 1953年、テレビ本放送スタート。そしてその瞬間からノウハウゼロの制作現場で途方もない試行錯誤の日々が始まった! ドラマ、時代劇からバラエティ、コマーシャル、伝説の東京五輪中継まで。現在のテレビフォーマットを作り上げたパイオニア12人の「今だから話せる」貴重な証言を詰め込んだ絶対永久保存版インタビュー集!

感想・レビュー・書評

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  • まさに昭和。
    戦後のテレビ文化が現在に続いている。
    テレビ創世期の話は自分自身の青春期と重なり懐かしい限り。
    小林信彦や小林亞聖の話には懐かしさと笑いとが
    記憶をタイムスリップさせてくれる

  • ふむ

  • P73

  • テレビがまだ新大陸だったころの開拓者列伝。だから書名は「テレビの荒野を歩いた人たち」ではなく「テレビの原野を歩いた人たち」の方がしっくりするような…。だって「テレビの荒野」は今の姿だから。昨年、2019年、初めてインターネット広告費にテレビ広告費が抜かれて、さらに今年、2020年、テレビ広告市場は急落しています。もちろん、テレビ局に入ってくるお金だけがテレビの本質じゃないけど、本書に登場する開拓者がつくりあげてきた豊かな世界はデジタルの登場によって荒野化していくと思われます。もしポスト安部が総務省出身の官房長官だったら、田中角栄時代の免許制度も変わるんじゃないかな、と思ったり。でもその安部会見もずっぽりテレビで見てんだけどね。そういえば本書に先駆けてテレビ東京とパラビで「ネット興亡記」が放映・配信されていて創成期回顧もデジタルは早い早い!

  • テレビ創成期の頃のことがよくわかって面白い。
    今では考えられないくらいのアナログさ。
    でも、その分活気づいてたであろう昭和30年代のテレビ業界の裏話し。

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著者プロフィール

1962年生まれ。愛知県名古屋市出身。時代劇研究家、コラムニスト。大学在学中から中部日本放送(CBC)の深夜放送のパーソナリティー兼作家を務める。東京進出後には、雑誌・新聞などを中心に執筆活動を展開。テレビ業界全体に精通し、特に時代劇には造詣が深い。史上初とされる時代劇主題歌のオムニバス「ちょんまげ天国」全3作のプロデュースも手掛けた。「コモチのキモチーお気楽ママのヘラヘラ育児日記」(ベネッセ)、「ちょんまげだけが人生さ」(NHK出版)、「幕末志士列伝ー英雄の陰に女あり」(ホーム社)、「バトル式歴史偉人伝」(新潮社)、「時代劇を見れば、日本史の8割は理解できます。」(山本博文との共著、徳間書店)など著作多数。

「2019年 『脚本家という仕事』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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