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- Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103343301
作品紹介・あらすじ
はっきり言って小説のヘタなこの人が、なぜ「国民作家」と呼ばれ続けるのか? 小説の体をなさない「吾輩は猫である」、不親切な「門」、女性軽視が際立つ「こころ」―― 多くの難点を抱えつつも一世紀以上読者を魅了してきた作家の真の凄さとは。主要13作の手法・文章・創作者心理・完成度を作家の目から徹底解説。漱石生誕150年のトリを飾る、読まずにわかる名シリーズ最新作!
感想・レビュー・書評
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https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1206580 -
漱石誕生150年、阿刀田高さんによる漱石の10作品の読み解き。
「吾輩は猫である」をはじめ、作品の本文かなりを引用しながら作品と漱石そのものにも迫っていく。
なんだか10作品全部を読んだような気にもなり、阿刀田高さんの読み解きが自分の解釈であるように思い違いをしてなんだか得をしたような一冊だった。
それにしてもそういった漱石の文章を今読むと、なんて理屈っぽい、回りくどい、わかりにくい文章なんだろうと思い、たかが中学生の自分が「猫」を読んで面白いと思ったなんぞとんでもない間違いだったと思う。
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