- Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103314233
作品紹介・あらすじ
隠れキリシタンたちの魂の叫びが、甦る! 慟哭の歴史巨編! 戦国期の伝来から、弾圧を経て、江戸時代の終わりまで。九州のその村に、隠れつづけたキリシタンたち。殉教する者、転ぶ者、密告する者。史実をもとに、命を賭けて信じ続けた村人たちの姿を、過酷な状況を、残酷な処刑を、心の迷いを、温かい視線で描ききった落涙必至の歴史小説。あなたの知らなかった真実が、ここにはある!
感想・レビュー・書評
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大友宗麟がキリスト教の王国を夢見た九州を舞台に、信長、秀吉の死を経て関ヶ原の戦いが終わるまでの話。バテレン追放令が発せられこれまで順風だった宣教に波が寄せてきた。純真な農民たちの熱心な帰依が印象的。2024.2.9
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自分が信じるもの誰にも止められない。下巻へ。
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戦国時代のような、混沌とした、秩序なきタイミングだからこそ、
宣教師たちは日本全国に足を運び、布教活動できたのだ、
と読み深めるにつれ、そう思うに至った。 -
歴史の授業でさらっと覚えたことが詳しくわかる。
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キリスト教が日本にどのようにして入ってきたのか、人々にどのように受け入れられてきたのか、ずっと関心があったので、本作により、その一端を垣間見ることができた。
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3.2
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海を渡り日本に来て、日本の言葉や文化を覚え、いろんな土地を渡り歩いて神の教えを伝えてゆく神父や修道士たち。その説教を聞き、農民たちは信者となってゆく。百人を超える農民たちがそれぞれ布や木で手作りしたロザリオを持ち、皆で祈りの言葉を唱えるシーンは、布教してきた神父たちにとっても圧巻であっただろうな。淡々としていたけれど読みやすかった。今度の日曜日は教会に行こう。
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久々に帚木蓬生を読んで、しかも殉教がテーマなので重くて疲弊。
大量の歴史事実を詰め込むために文章がどうしても説明的になっていて、それも読んでいて苦痛。