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- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103163329
作品紹介・あらすじ
心が諦めようとしても、身体が諦めない。魂の黄昏時に男が見た情景とは――。差出人にも、故人の名前にも、まったく心当たりのない香典返しの小包が自分宛てに届いた。むろん通夜も葬儀も行っていない。いったい何故、何のために。記憶を整えると、遠い昔に別れた女の名前が蘇り……。老いの入り口に立った男の憂いと怒り、焦燥、絶望、狂気、そしてエロス。芥川賞作家が円熟の筆で描く珠玉の短篇小説集。
感想・レビュー・書評
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親や同年代の友人の死が身近になり死を意識しだす中年が観る風景を描いた短編集。描かれている心情はおもしろいとは思うが、ちょっと侘しさや寂しさが勝ってしまっていて読後感はいまひとつ。
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