愛の年代記

著者 :
  • 新潮社
3.75
  • (4)
  • (8)
  • (7)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 43
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103096290

作品紹介・あらすじ

生きて、愛して、死んだ-。激動の時代につかの間の輝きを放った女たちがいた。「歴史」の陰に眠る女たちの鮮烈な生涯を描く。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2022年7月23日
    塩野七生さんの本をいつかは読んでみようと思ってた。
    大作はお手上げで、
    この本は面白い。
    中世の私欲と淫欲、贅沢、残酷さ、階級、しがらみ等が全部身近にあって気が抜けない。
    読んで良かった。

  • 三遍を読んだ。西洋の美しい肖像画の奥に波瀾の人生がある事を考える

  • 『女教皇ヨハンナ』を読んで関連本を探していて手に取った。
    昔のイタリアの色恋にまつわる短編集。
    出典が明記されており、伝わっている話を脚色したという感じ。

    塩野七生さんは初めて読んだのだけど
    イタリアの情景がいきいき描かれていておもしろかった。
    女は強い!

    タイトルがちょっと気恥ずかしい・・・


    (収録)
    大公妃ビアンカ・カペッロの回想録/
    ジュリア・デリ・アルビツィの話/
    エメラルド色の海/パリシーナ侯爵夫人の恋/
    ドン・ジュリオの悲劇/パンドルフォの冒険/
    フィリッポ伯の復讐/ヴェネツィアの女/女法王ジョヴァンナ

  • 面白い…。

    短い話がいくつも入っているし、

    まわりくどくないので、

    内容が「愛」じゃなければ

    子供のために、寝る前に読んであげる本っぽい。


    イタリアのこの時代、すごいんですね~。

    どれだけ情熱の血が流れていらっしゃるのやら…。

  • 塩野さんの本を初めて手に取ってみました。
    図書館にたまたまあったので。簡単そうなのからと思ってみたけど
    歴史は苦手だしなー、と思って、返却期限が過ぎる…ところでやっと!読んだのだけど、なんとまぁ面白すぎてあっという間に読んでしまった。
    中世からルネッサンスにかけての女性は、権利も何もあったもんじゃないなぁ。
    好きな章は、エメラルド色の海。女法王ジョヴァンナ。
    忍耐強い女性が好きだなぁー。

  • 欲望・権謀の渦巻くイタリアの中世末期からルネサンスにかけて、《恋の歓び、哀しみ、憤り》など、さまざまな愛のかたちを抽出する。『大公妃ビアンカ・カペッロの回想録』『ドン・ジュリオの悲劇』など、胸ときめく恋の物語9編を収録。

  • こんなに読みながら泣いた本は無かった。イタリアでは主に喜劇扱いになってるジュリア・デリ・アルビツィの物語等は、これはまさに悲劇という以外の何者でもないだろう。

  • 大人になればなるほどよくわかる 本

全8件中 1 - 8件を表示

塩野七生の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
凪良 ゆう
辻村 深月
冲方 丁
村上 春樹
恩田 陸
宮部みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×