- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103096290
作品紹介・あらすじ
生きて、愛して、死んだ-。激動の時代につかの間の輝きを放った女たちがいた。「歴史」の陰に眠る女たちの鮮烈な生涯を描く。
感想・レビュー・書評
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2022年7月23日
塩野七生さんの本をいつかは読んでみようと思ってた。
大作はお手上げで、
この本は面白い。
中世の私欲と淫欲、贅沢、残酷さ、階級、しがらみ等が全部身近にあって気が抜けない。
読んで良かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
三遍を読んだ。西洋の美しい肖像画の奥に波瀾の人生がある事を考える
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『女教皇ヨハンナ』を読んで関連本を探していて手に取った。
昔のイタリアの色恋にまつわる短編集。
出典が明記されており、伝わっている話を脚色したという感じ。
塩野七生さんは初めて読んだのだけど
イタリアの情景がいきいき描かれていておもしろかった。
女は強い!
タイトルがちょっと気恥ずかしい・・・
(収録)
大公妃ビアンカ・カペッロの回想録/
ジュリア・デリ・アルビツィの話/
エメラルド色の海/パリシーナ侯爵夫人の恋/
ドン・ジュリオの悲劇/パンドルフォの冒険/
フィリッポ伯の復讐/ヴェネツィアの女/女法王ジョヴァンナ -
面白い…。
短い話がいくつも入っているし、
まわりくどくないので、
内容が「愛」じゃなければ
子供のために、寝る前に読んであげる本っぽい。
イタリアのこの時代、すごいんですね~。
どれだけ情熱の血が流れていらっしゃるのやら…。 -
塩野さんの本を初めて手に取ってみました。
図書館にたまたまあったので。簡単そうなのからと思ってみたけど
歴史は苦手だしなー、と思って、返却期限が過ぎる…ところでやっと!読んだのだけど、なんとまぁ面白すぎてあっという間に読んでしまった。
中世からルネッサンスにかけての女性は、権利も何もあったもんじゃないなぁ。
好きな章は、エメラルド色の海。女法王ジョヴァンナ。
忍耐強い女性が好きだなぁー。 -
欲望・権謀の渦巻くイタリアの中世末期からルネサンスにかけて、《恋の歓び、哀しみ、憤り》など、さまざまな愛のかたちを抽出する。『大公妃ビアンカ・カペッロの回想録』『ドン・ジュリオの悲劇』など、胸ときめく恋の物語9編を収録。
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こんなに読みながら泣いた本は無かった。イタリアでは主に喜劇扱いになってるジュリア・デリ・アルビツィの物語等は、これはまさに悲劇という以外の何者でもないだろう。
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大人になればなるほどよくわかる 本