- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102135198
感想・レビュー・書評
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アガサクリスティのデビュー作でポアロ初登場の作品。
この新潮版では「ポアロ」ではなく「ポワロ」と表記されていますが、なんとなく「ポアロ」の方がしっくりくる。
まだヘイスティングズとの間柄も少しぎこちなさがある感じ。ヘイスティングズの惚れっぽくてお人好しなところは好感が持てます。今まで読んできたポアロはどれも紳士然としていたけど、意外と奇人っぽいとこもあるんですね。
ポアロはヘイスティングズの推理をことごとく否定するけどその理由をその場で言ってくれないのでもやもやした。古今東西探偵というものは焦らすのがお好きなようです。新訳のクリスティ文庫の方でも機会があれば読んでみたい。 -
クリスティのデビュー作
途中ちょっとたいくつだった。 -
請求記号:933.7ク
資料番号:010659142 -
人が死ぬハッピーエンドミステリー
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【読了】クリスティ「スタイルズ荘の怪事件」を読了。6月2冊目。
本来は5月に読んでいたものだけど、読み切れずに読了日が6月にずれこんだので、6月としてカウント。
「スタイル荘の怪事件」はアガサ・クリスティのデビュー作。愛すべきポアロもこの処女作で登場している。
(ちなみにポアロ、ポワロという表記ではポアロの方が好きである。読んだ新潮文庫版ではポワロだったが)
とうも登場人物の名前がカタカナってことと、同一人物でも呼び方が微妙に変化するので、頭に入ってこなかったんだけども、ストーリーそのものは、そこそこ面白い。
犯人が誰なのか・・・という予想は読みながら二転三転したし、終盤のどんでん返しもなかなかのもの。頭の中で候補としてはあがるんだけど、無意識にマスキングされてしまっていて、あぁクリスティには勝てないやと。
それにしても、この作品でもっとも愛すべきは我が敬愛するヘイスティングズだろう。なんと愚かしく滑稽で、でも嫌いになれない素敵なキャラクターなんだろう。全く素晴らしい。ヘイスティングズは、ヘイスティングズであることに価値があるのだ。 -
k_65: アガサ・クリスティのデビュー作。再読。
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旧友の招きでスタイルズ荘を訪れたヘイスティングズは、到着早々事件に巻き込まれた。屋敷の女主人が毒殺されたのだ。難事件調査に乗り出したのは、ヘイスティングズの旧友で、ベルギーから亡命して間もない、エルキュール・ポアロだった。不朽の名探偵の出発点となった著者の記念すべきデビュー作。