猫といっしょにいるだけで (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 63
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101363523

作品紹介・あらすじ

五十代、独身、母と二人暮らし。仕事のスランプで切羽詰る日々だった。訪れた神社で「しあわせをください」とつぶやいた翌日、庭の白木蓮の切り株に、彼らは舞い降りた。「猫は嫌いだし、生き物は飼わない」と決めていたが、愛護協会や保健所も頼れない……。やがて始まるにぎやかで、穏やかな日常。『日日是好日』の著者が描く、笑って泣ける猫日和! 『いっしょにいるだけで』改題。

感想・レビュー・書評

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  • 保護猫を飼ってる人は絶対読んだ方がいい!

    猫が家の幸せを運んで来てくれるようなお話

    猫好き必見


  • 突然始まる猫との生活。
    母猫と生まれたばかりの子猫五匹。
    戸惑い、困りながらも、次第に家族になっていく人と猫。
    素敵な作品でした。
    特に甘える猫の描写がすごく魅力的でメロメロです。
    か、可愛い…!
    この本の中に流れる時間は、きっと、この世に存在する最上級の幸せのひとつだと思う。
    最終章の「四匹の時間」を読んでそう思った。
    「二人と二匹」ではなく、「四匹」としたところが良い。良すぎる。
    読んでいる間中、私も温かい時間の中にいられました。
    感謝です。

  • すごくいい猫エッセイだった。
    喜んで迎え入れたわけでなく、突然家にやってきた6匹の親子猫。戸惑いながらも世話をして、一緒に暮らしていくうちに変化していく森下母娘の心情、猫を通じて広がる縁に、心が暖かくなった。
    ご近所の旦那さんが安心して昼寝をするミミと太郎を見て「この子たちは、もう野良猫じゃないよ」と声を詰まらせたところで私も涙が出てしまった。

    我が家も親子の保護猫が居るので、作中の強かで可愛らしいミミの描写に、愛猫の保護した当時を思い出して懐かしく思った。
    帰宅したら猫を撫でてやりたくなった。

  • 猫好きにはたまらない一冊だと思います
    猫を飼ったことがない私でも、可愛いと思ってはいたけど、この本を読んで猫を大好きになる気持ちがわかりました!


  • 森下さん、素敵だなあ。
    と、さらに大好きになりました。

  • 序章のピンキーの件で耐えられなくて読むのを辞めました。
    牧羊犬なのに玄関横、外の犬小屋に放り込んで、餌は飼い主の食べ残した魚の頭など。最期はフィラリアに罹って死にました、ってえ、なにそれ?そんな人が動物に関する文章書く資格あるのかしら。怒りが込み上げてきたので読むのを辞めました。

  • 猫好きには共感しかない!

  • もうもうもう、猫好きにはたまらないエッセイだった。猫ちゃんたちの毛並みの感触とか匂いとか、リアルに感じられてすごい。

  • 共感でただ泣けた。猫を飼う前と飼った後では全然違うのだろう。

  • 猫を飼っている人ならあるあると頷き、クスッとわらってしまいたくなる本だった。猫好きの母に勧めたい。

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著者プロフィール

森下典子(もりした のりこ)
1956年生まれのエッセイスト。『週刊朝日』のコラム執筆を経て、1987年その体験を記した『典奴(のりやっこ)どすえ』を出版。代表作『日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』は、大森立嗣監督・脚本、黒木華主演により2018年10月13日映画化され、樹木希林の遺作ともなり、大きな話題となった。他に、『いとしいたべもの (文春文庫)』『猫といっしょにいるだけで』などの作品がある。

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