養老孟司の大言論 III 大切なことは言葉にならない (新潮文庫 よ 24-10 養老孟司の大言論 3)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101308401

作品紹介・あらすじ

人間は理性的でないから、宗教は存在するが、日本人は宗教からの自由を謳歌しているそうだ。言葉はウソをつくためにあるのかもしれない。だから大切なことはやってみせるのがいい。「想定外」が起こる可能性はいつでもあるけれど。台湾、インド、ブータン……さまざまな土地で考えたことを綴った「大言論」シリーズ最終章。古典から漫画まで、養老先生オススメ本リスト付の完全版!

感想・レビュー・書評

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  • この本に書かれていることを「普通」に理解するだけでも相当な下地が必要。それに加えて「別に分からないならそれでもいいよ」というような著者の姿勢も感じたりして、より一層理解が難しい(笑)
    知性のある人の考えていることは本当に面白いし参考になる。

    つまるところ現代人がいかに頭でっかちで絶対的だと思っている言葉という幻に振り回されているか?なんだとおもう。
    それでも人間は愚かでいることをやめられない。

  • 考えて考えて絞り出された論考だけに,読むのも一苦労.本自体は薄いのだが,読むには相応の時間を要する.そして,自らの立ち位置の再考を迫られる.切れますな.

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著者プロフィール

養老 孟司(ようろう・たけし):1937年神奈川県鎌倉市生まれ。東京大学名誉教授。医学博士(解剖学)。『からだの見方』でサントリー学芸賞受賞。『バカの壁』(新潮社)で毎日出版文化賞特別賞受賞。同書は450万部を超えるベストセラー。対談、共著、講演録を含め、著書は200冊近い。近著に『養老先生、病院へ行く』『養老先生、再び病院へ行く』(中川恵一共著、エクスナレッジ)『〈自分〉を知りたい君たちへ 読書の壁』(毎日新聞出版)、『ものがわかるということ』(祥伝社)など。

「2023年 『ヒトの幸福とはなにか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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