蒼き信長 上巻 (新潮文庫 あ 35-12)

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101305233

作品紹介・あらすじ

守護代本家の被官でありながら尾張統一の野望を抱く織田信秀。その寵愛を一身に受け、嫡男信長は武芸に秀でた青年へと成長する。だが、実弟・信勝への家督相続を画策する母・政子の策略により、父との関係が悪化。単身城を飛び出した信長は牢人らと徒党を組み、奇抜な格好で闊歩して「うつけ」と呼ばれ嫌厭されるようになる。知られざる信長の青春を描き切った本格歴史小説。

感想・レビュー・書評

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  • 「青銭大名」の主人公織田信秀から信長へ。天下取りは一代にしてならず。信長が桶狭間前にどのように生きたのか、カネに目を付け、ヒトの心に気を配る戦国時代の空気を感じることができる。

  • 信長のストーリーというよりも、信長の父のストーリーがメインとなっていた。
    信秀は信長の将としての才を認めていたが、後継者争いの影響で環境が変わっていき、気持ちがすれ違っていく描写が細やかに書かれており、何とももどかしかった。

  • 信長好き

  • 織田信長の父である織田信秀のエピソードにも紙幅が割かれている。
    信長はそうでもないが、信秀の名古屋弁?がすごい笑。
    みゃーみゃー、いっているのがなんともいえず笑。

  • 信長が活き活きと描かれている。
    信長の物語の中でも面白い方だと思う。
    この本がきっかけで、
    実際に、桶狭間に行って来た。

  • 青年期の信長と父信秀の話。信長を語る時に、信秀の葬儀で突然抹香を仏壇に投げつけた場面はよく出てくるが、なぜそのような行為に及んだか、初めて理解できた。2014.8.9

  • こういう解釈あるねという感じ。信長記を読みたくなった。

  • 2012/12/1 未来屋書店イオン尼崎店にて購入。

  • (欲しい!/文庫)
    週刊ブックレビュー2010/5
    朝日広告2012/12/1

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著者プロフィール

作家。1955年福岡県生まれ。久留米工業高等専門学校卒。東京の図書館司書を経て本格的な執筆活動に入る。1990年、『血の日本史』(新潮社)で単行本デビュー。『彷徨える帝』『関ヶ原連判状』『下天を謀る』(いずれも新潮社)、『信長燃ゆ』(日本経済新聞社)、『レオン氏郷』(PHP研究所)、『おんなの城』(文藝春秋)等、歴史小説の大作を次々に発表。2015年から徳川家康の一代記となる長編『家康』を連載開始。2005年に『天馬、翔ける』(新潮社)で中山義秀文学賞、2013年に『等伯』(日本経済新聞社)で直木賞を受賞。

「2023年 『司馬遼太郎『覇王の家』 2023年8月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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