この人と結婚していいの? (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101294315

作品紹介・あらすじ

男はウルトラマン、女はシンデレラ-結婚カウンセラーとして数多くのカップルの問題を解決してきた著者が、男女の思考・行動の違いを、ユーモラスにわかりやすく解説!「結婚したら夫が急に無口に…」「突然怒ったり泣いたりする彼女が理解できない」「性生活が不一致で…」など、心当たりはありませんか?結婚前は勿論、倦怠期、破局寸前の夫婦にも効き目抜群の"愛の処方箋"。

感想・レビュー・書評

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  • ★印象に残った文章

    『理想的な人に出会うという言葉がありますが、理想的な人は見つけるのではありません。結婚とは理想的な人になることなのです。
    それも相手に理想的な人になってもらうのではなく、自分が理想的な人になことなのです。』

    これは恋愛だけでなく、人間関係全般において言えることだと思う。
    人はよく「どうしてあの人は○○してくれないの!」と考えがちですが、これは既に自分本位。
    人からもらうばかりでなく、自分から与える存在にならなくてはならない。
    幸せそうに見える人は、概して自分から空気を変えようとする力を持っている。
    自分の人生なのだから、不満ばかり言ってても何も始まらない。
    自分から何かを創出せねば。

    最終的に自分の気持ちが人生を創り出すということを、改めて考えさせてくれた本。

    その他にも学んだ点、多数。

  • 相方に勧められて読んでみました。

    『話を聞かない男、地図が読めない女』と違って、本当にわかりやすいです。

    しかも、日々意識すべきことまで書かれており、実践しやすいです。


    お互いに、この本を読んで、フィードバックしあってから、確実に関係がよくなりました♪

    オススメです♪




    以下、メモ。

    ________________________________________

    相手は自分とは違う存在であると言うこと。
    実はそこにこそ全ての問題がある。
    女性と男性は、実は根本的に全く違う生き物である、というこの真実を知ることこそ、幸せな結婚生活への第一歩。


    具体的にあらわれる典型的な6つの違い
    ?男は「裁判官」、女は「体温計」
    ?男は目標達成思考、女は同情と感情を共有したい
    ?男は客観的、女はパーソナル
    ?男の頭はコンパートメント、女にとってはすべてが流れる川のごとく
    ?男は環境と自分を区別する、女は環境が自分の一部になる
    ?男は一般化したがり、女は詳細を知りたがる


    男と女は、コレだけ違うからこそ、尊敬に値する。


    女性にとってコミュニケーションとは、「一緒にいること」


    男は「ウルトラマン思考」、女は「シンデレラシンドローム」

    男性は基本的に、常に相手からの賞賛を求めている。
    賞賛こそがウルトラマンのビタミン。
    ウルトラマン思考の本質は「プライド」

    ほとんどの女性は、実際は答えを求めるよりも、感情表現を受け止めて欲しいと思っている。

    男性は、「光の国」、つまり「自分が誰からも侵略されずに、自分のままでいられる場所」を必要としている。

    男性は、先が見えない話にはついていけない。

    女性は男性と違い、「セキュリティ」を求めている。

    女性は、「自分の愛する皇子様から、誰よりも一番愛されている」と感じていなければならない。

    結婚と言うのは女性にとって、自分の生涯を掛けた「安心」へのステップ

    女性の安全基準は、一度上がったら二度と下がらない。
    セキュリティの本質、安全基準は、既に到達している点に欠けるところが見えると警鐘を鳴らす仕組みになっている。


    男性諸君!
    帰宅時には1つのことを心がけてください。
    「戦いはあと1時間残っている」
    これこそが、玄関の前で思い出されるべき教訓なのです。
    そうして、もう一度、心を引き締めて玄関の扉を開けましょう。
    そのとき、あなたを待っているのは、怪獣ではなく、あなたの妻であることを感謝する日が必ずやってくるでしょう。
    いざ、行け、我らのウルトラマン!!





    破局への14ステップ
    ?相手に対する尊敬を失う
    ?相手に失望する
    ?怒りが生じる
    ?相手を拒否するようになる
    ?触られるのも嫌になる
    ?夜の生活もなくなる
    ?会話が成り立たなくなる
    ?距離を置きたくなる
    ?感情が薄れる
    ?ばからしく思う
    ?気力がうせる
    ?将来の希望を失う
    ?あきらめる
    ?離婚




    男性が帰宅するときの心得
    ?女性は安心を得るために、『話さなくてはならない存在だ』と心得る。
     『仕事はあと1時間残っている』と言い聞かせてから扉を開ける
    ?軽く体に触れるなどして『ただいま』という
    ?自分から先手を打って「今日はどうだった?」と聞く。



    女性が帰宅する夫を迎える心得
    ?英雄のように夫を迎える。
    ?男性が鎧を脱ぐ20分間は余裕を与える。
    ?お茶を入れるなど、無言のふるまいによって、彼を包み込む。
    ?特別な話があるときは、「今話してもいい?」と聞く。
    ?不安なときこそ、一呼吸




    『父よ、彼らを赦してください。彼らは何をしているのか、わからないのです』

  • 勉強にはなったが、男性目線で書かれていることが多かった。女性の皆さん、男性はこうなのだからこう理解しろ、と。
    逆に男性は女性の特性に合わせてこう変われ!ということがあまり書かれておらず、女性が頑張るしかないってこと?と思いました。

  • 男女は思考回路が全然違うよ、と説く本。
    科学的エビデンスがあるわけではないが納得感はある。やや男性目線?より。

    女性は体温計。
    あらゆる行為や事物に感情的解釈をもつ。

    -------

    男は裁判官、目標達成思考、コミュニケーションも手段、スポーツ、環境と自分を区別、一般化、ファクト


    女は体温計、同情、感情の共有、コミュニケーションが生活そのもの、共感、みのもんた、環境も自分が一体、詳細化、答えを求めるより感情表現を受け取ってほしい、フィーリング、離さずにはいられない、精神的交流、夜の生活=精神的行為の表象

    「結婚式を強行突破すれば後はなんとかなるもんさ」→なんで結婚式をやる前提なんだ、、、?

    日常生活の些細な事象そのものではなく、それを通じて感じてしまう大切にされてない感が女性を爆発させる

    夫が妻をデートに連れ出さないと、彼女はだんだん女性である必要を感じなくなる、女性であることを意識できる瞬間がないとおばさん化する。女性のおばさん化は半分男性が悪い

    "男性諸君!帰宅時には一つのことを心がけてください。「戦いはあと1時間のこっている」"

    サインをキャッチしたら論理的になってはいけない
    話したくない→話したいのサイン

    PMS 月経前緊張症
    「この時期の女性に魔物に変わる権利を与えなければなりません」

    男性にとって気まぐれに聞こえる女性の発言の多くは、女性が「体温計」であることから生じる

    キリスト教的寛容さ 自己犠牲レベルの赦し
    →宗教戦争って皮肉だな。。

  • 個人的にいつくか心に刺さった言葉があったが、
    この本を読むメリットは大きく2つあり、そのために多くの人に読んで欲しいと思った。

    ひとつは、「あぁこの感情の起伏は自分以外の女性もあるんだ」、「小さな喧嘩で大きく心が離れることはほかの家庭でも起きることなんだ」と安心感を得られるところ。
    「そんなことで」という喧嘩をしたとき、何だかすごく恥ずかしい気分や自分が幼稚な気がしていだが、そんなとこないと肯定された気持ちになる。

    もうひとつは、色んな実例をストーリーだてで書いてくれているので、実際自分がその場面になったときに、この本のあの事例だ!!と冷静になれること。

    最近だと、パートナーが朝、「今日は朝ごはんの野菜が少ないね」とポロッと言ったのに対して激昂してしまった。普段なら怒らないのに、、、とあとから後悔したが、読了後はもう少し冷静に対応できる気がする。

  • この本を読んだときに付き合っていた人と別れた。

    結婚しちゃダメな人だった。


    …いや、そんな人、いない、というのが、私の持論。


    例えば、自分の今の生活サイクルをあんまり変えないで
    ある程度楽しくやってけるだろうという思える人だったら、私、正直誰だっていいだろうと、思うのですよ。


    いやね、そりゃ細かいこと言ったら、「あ、そこはやってほしくない。」とか、「ここはゆずれない」とか、色々でてくるんだろうけど、「年収○○万以上」とかさ、正直結婚に何望んでるのさ?とか思っちゃう。


    一人だって楽しくやってける。でも、隣に人がいたら、もっと楽しくやっていける気がする。

    それだけじゃ、ダメなのかな?


    そう思えたのよ。不可解なところも多い人だけど、この人と過ごせたら、楽しそうだ、って。

    でも、相手にとってその物足りなさやら不可解さは、プラスには働かなかったみたいだ。

    泣いた。


    「だって私、大好きだったのよ。」って、


    泣いた。


    周りが「あんなの別れて正解よ」って言うから


    「それでも私、大好きだったのよ。」って、言える場所がなくて、


    また泣いた。

  • 母のおすすめ。

    男はウルトラマン思考で女はシンデレラシンドローム
    っていう男女の違いの話
    別に結婚するわけじゃないんだからね!
    てかこのタイトルやめてほしい

    本屋で注文するとき相当恥ずかしかった
    ち、ちがうんです!
    なんかこの本いいって聞いたから読みたかったのに
    図書館になかったんです!
    そんなケコーンしたくてたまらんわけやないんです!
    できたらしたいけど、まだ無理なのはわかってるの!

    みたいな。
    ふはは。
    逃げないで、頑張る。
    せっかくの縁を切らないように頑張るおれ。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「ウルトラマン思考」
      って何だろう?
      何か倒さないと気が済まない。3分しか持たない。遠いところから来て帰ってしまう???色々想像しちゃいます...
      「ウルトラマン思考」
      って何だろう?
      何か倒さないと気が済まない。3分しか持たない。遠いところから来て帰ってしまう???色々想像しちゃいます。
      2012/06/25
    • 勝浦悦子さん
      ウルトラマン思考について
      えーっと
      あたりです、三分しかもたない
      の方ですね。

      男の人は自分を正義の味方と思っている。という本だった気がし...
      ウルトラマン思考について
      えーっと
      あたりです、三分しかもたない
      の方ですね。

      男の人は自分を正義の味方と思っている。という本だった気がします。
      今てもとから消えています。

      オチのない話、つまり女性の話についていけない。
      そして、女性の涙は正義の味方の敵
      とか、本当に面白い本なのです。
      いかんせんタイトルが手に取りにくいのです。
      この人の本は大概、恋愛系でスピリチュアルな本だと思われていそう。
      でも、本当は、「地図が読めない女~」と近い本なのです。

      女性はシンデレラなのです。
      世界で一番大切にされたいのだそうです。
      私も、そうです。

      コメント沢山ありがとうございます(*´∀`*)
      2012/07/18
  • 書いてある通りなのかもしれないし、確かに忘れがちなんでしょうけど、もともと赤の他人が一緒になるのですからお互いの違いを楽しむぐらいの余裕が...ないってことなのかなぁ。

  • 最初らへんはパートナーに当てはまらなかったので、うーん( ・∇・)という感じでしたが…

    ウルトラマンが出てきたときに、
    うわーーーこれはパートナーのことですね?!
    あーーこれは私のことですね?!
    お話ししたことありましたかね?!
    と、なりました。

    衝突が多いなあというカップルは、おふたりで読むことをお勧めします!
    私はこれから、パートナーに読んでもらいます(強制)

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著者プロフィール

◆石井希尚(いしい まれひさ)/ Marre (マレ) 牧師、カウンセラー、作家、HEAVENESE座長 株)コミティッド代表。教育問題と並行して音楽活動にも力を注ぎ、新人歌手のバックなどのキャリアを積み、91年、デビュー。93年渡米し一般カウンセリング、プリマリタル・カウンセリング、聖書学などを学び、インターンを経て牧師に。日本においてプリマリタル・カウンセリングを広めた第一人者でもある。処女作「この人と結婚していいの?」(新潮社)は20万部を超えるロングセラーに。2012年秋、日本精神を発信する音楽一座HEAVENESE(ヘヴニーズ)で米Stilettoflatsよりデビュー。外務省後援実績のあるイベントを主宰する等、国内外で活動。妻・久美子と共に夫婦二人三脚で多方面にわたり精力的に活躍中。著書多数

「2021年 『夫婦の断絶、親子の断絶、世代の断絶から蘇るための 「ドクターと牧師の対話」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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